星が落ちる夜に
鳥花風星@12月3日電子書籍配信開始
第1話 流れ星と隕石
星が落ちた。次々に、星が落ちていく。
「流れ星と隕石って何が違うの」
「地球上での定義はあるらしいけど説明すんのめんどくさい。簡単に言うと地上にたどり着けるか着けないかってことだろ」
その説明、簡単に端折りすぎじゃない?
「私たちは流れ星になるのかな、隕石になるのかな」
「流れ星がいいな。地球になんてわざわざ降り立ちたくない」
私たちの体がどんどん光って形を保たなくなっていく。いや、そもそも私たちに形なんてあったっけ。
「そろそろ行きますか」
「お互い、楽しい宇宙旅行を!」
そう言って私たちは宇宙空間に飛び立つ。
地球上から見たら、私たちは流れ星や隕石になるんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます