物語に説得性を持たせるには……

 四月からアニメ放送中の『忘却バッテリー』が面白い。高校野球がテーマですが、基本はコメディ色が多いので楽しく観れます。マモちゃん(宮野真守)演じる記憶喪失者の要圭のギャグ、「パイ毛ー!」を自宅で真似してる笑


 他には……バッテリーを組む清峰葉流火の兄貴がヤバい。総数7000本以上のアダルトビデオを持っており、野球のプレイスタイルから、その人間の趣味嗜好や性癖にあったビデオがわかる──という。普通に考えてヤバい奴ですね! ツッコミを入れる山田くん(CV︰梶裕貴)の気持ちがわかるよ……。


 本作はジャンプ+で連載されており、原作者のみかわ絵子様によると野球知識の細かい部分は旦那さんに聞いてるそうです。


 今週のアニメ第三話は腹を抱えるほど笑いました。葉流火たちに「あなたたちチェリーボーイでしょ? おばさんわかっちゃうのよ」と言う母親に、圭ちゃんの怒りが頂点に達し──スーパーサイヤ人になった悟空とベジータに変身。このシーンだけ五回ぐらい観ましたね。ほんとに失礼な母親。


 『忘却バッテリー』が掲載されるジャンプ+には人気作が多い。『チェンソーマン』や『怪獣8号』、『魔都精兵のスレイブ』、『株式会社マジルミエ』などなど。


 本誌の週間少年ジャンプで好きなのは、『アオのハコ』です。高校時代にバドミントン部に所属していた三浦糀様による知識量で、手に汗握る試合が描かれます。御作はテレビアニメ化が決定して、制作会社は『七つの大罪〜黙示録の四騎士〜』と同じ。


 恋愛面もめちゃくちゃ青春すぎて「目からポカリ出るわ」って言ったら、兄ちゃんに「名言出すな」って言われました。……灰色の青春時代を過ごした私には、眩しくて目がやられてしまう笑




 ──話は変わりまして、作品を描くためにネットサーフィンをする日々。


 私は海外のことわざが好きなのですが、その中に「腹をすかした熊は踊らない」というのがあります。意味は「良い仕事をするためには報酬が必要」。


 着想を得て考えたのが、〈バウンティーハンター(賞金稼ぎ)〉の物語。これを読む方たちの中に昭和世代がいれば、『カウボーイビバップ』をイメージすればいいでしょうか? 私は観たことないけど、オサレなオープニング曲は知ってます。


 そこから主人公の武器は拳銃が良いなと思い、持たせるなら熊っぽい名前のやつだと調べたら──あった! まんま名前が熊である〈LARグリズリー〉だ。M1911自動拳銃をベースにしたもので、.45ウィンチェスターマグナムを銃弾にしています。銃の知識ないくせに、作品に使ってもいいだろうか。ちなみに消音器は「サイレンサー」ではなく、「サプレッサー」が正しいと『メタルギア』好きの兄ちゃんが教えてくれた。


 M1911シリーズは色んなアニメ作品に出ており、『リコリス・リコイル』の錦木千束が使っているのもそう。あれは非殺傷弾が特徴的ですが、他には銃身にスパイクを付けることで、そのまま殴りつけることもできる。近接戦闘を主体にする千束に合わせた造り。アニメの第二期とか劇場版とかやらないかな〜。


 物語に説得力を入れるなら、ある程度の知識は大事だぜ! を総括に今日の駄弁りを終わらせていただきます。

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