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万年の時間を経て、未だ大陸中同じ言語、同じ文字を扱っていると...
地球だと百年、短い場合だと十年単位で言葉が変わっていくものだけどな。
新しいものが現れそれを命名し、新しい呼び方でものを呼び、古い言い方が捨て去られ、時には文法自体も変わるのが言語の変化。
中世の英語と今の英語が通じないように、鎌倉時代の日本語と今の日本語が通じないようにね。
これら言語の変化は普通地形や他の社会的要因による交流の分断で変わり方が違って、それが言語の違いとなる。
インドシナ半島の言語が多様なのも、日本語の方言が多いのもそのためなのだが、地形以外に魔獣も交流の分断たり得るこの世界が万年という尺度の時間を経ても一つの言語のままなのはかなり不自然なものだな。
現時点で考えられる一番の有力候補は神か、その使徒がこの世界の言語を操ってきたなのだが、その肝心な神が表に立って動く事がない。
この世界の神は一体何を成したいのだろう...
追記:返信ありがとうございます。
なるほど、神殿は大陸中に広く展開され、強い立場にいる者たちが同じ基礎教育を受けるため、神殿以外の教育を受ける者は弱い立場にあり、文化と言葉の発信源になりにくい。そのゆえに文化摩擦が少なく、同時に他の言語からの刺激がほぼない。
普通は難しいかもしれませんが、地球と違う起源と原理を持ち、最初から単一言語の異世界でしたら、不可能ではないと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
まあ、多少無理がある設定かもですが、一応理屈はあって。
言語が変化する要因は時間以外に他言語との接触があるかと思いますが、まずこの世界はそれがありません。
もちろん、新しい概念に対して言葉を当てる(作中の『公害』の様な)のはありますが。
あと、非常に大きな存在が『神殿』です。
基礎教育を行う機関でもある神殿は、大陸中に展開されていて、法術とは別のネットワークで相互に連絡を取り合い、人の行き来もあるので大陸どこでも同じ言語を用います。
挙句に魔獣すら(話せる奴は)同じ言語を使いますから、言語が変化する要因がかなり少ないんです。
(例外は精霊語くらいだが使い手が少なすぎる)
そのため、全く変化してないとは言いませんが、地球のそれより百分の一程度の変化しか起きてないイメージです。
ということにしてくださいっ(汗)
経済の母と言われそう
作者からの返信
コメントありがとうございます。
あー、確かに後年そう呼ばれる可能性はありそうですね(笑)
「~『エルスベル』の記録を、何者かが千年かけて徹底的に消した~」←でもその功績と言われている、文字や法術が抹消されていないというのはどうしてなのでしょう?
それ以外の要因で抹消するべきだと何者かが判断した、千年という時間をかけてでもやり遂げた という事になりそうですが。
とても気になります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
まあこのあたりはこの世界の謎にかかわる部分になりますので……。
こんな伏線張っといて回収しないとかないので、すごく先にはなるでしょうが、ちゃんと説明する予定……だと思います(ぉぃ
編集済
その地域に無いものは言葉も消えていく。地域に新しい物が増えたら言葉も増えていく。海に無いもの、山に有るもの、なんて環境が異なれば、海に関する言い回し山に関する言い回しが、それぞれ百増えて百無くなる。生活上、青と言う言葉が一種類の地域があれば、三種類必要(青を細分化)の地域もあり、人間の脳の活性化部位すらも変わってくる(青を三種類識別できるように)。だから、虹の色の数も地域によって違う。というように環境による生活の違い等々で元々同じ言葉でも百年過ぎれば色々変わってしまう。
明治政府は軍の兵隊さんへの指示もままならず、言語の地域差を改善するために、童話や童謡を同じ言い回しで統一化し子供から普及させたんだっけかな。狭い日本でもそんな有り様。
というように、何らかの組織が矯正しないと環境によって言語は勝手に変わってしまうので、世界共通語なら世界規模の巨大組織が存在し、統一された言語で、山でも海の事を教える義務教育(小中学生レベル教育だと、小中学生レベルの語彙しか無い。算数ができないと会話の組み立てもできない。それがないと、大人になってもヤンキーとかチンピラみたいな言い回ししかできない)めいたものが必要ということですね。義務教育が無いと教育格差からくる身分の差も凄い事になるだろうな。
同じ日本語だって会話困難な人ってのはいるのに、それ以上に通じない。(ラノベで貴族と平民の格差うんぬんあるのも、実際に考えてみると、互いに会話を維持するのも困難なんじゃないかな。)
と、この作品の世界は色々奥深いので、やっぱり主人公の寿命は足りないんでない(^-^;
エルフとだらだら歩いて西の端まで行って帰って百年過ぎてましたなんてのもまたよいかと。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
同じ話のコリン様へのコメントにもある通り、あとはだいぶあとですが、『解説資料-08』でも補足していますが、この世界の言語の成り立ちがそもそも地球とはだいぶ異なるうえに、ご指摘の通り世界規模の教育機関に相当する機関が『最初から』存在しました。
なので、言語変化はもちろん、方言などもかなり少ないという設定です。
主人公の寿命は……今のところ予定では西のほうにはあと一年ちょっとで行く予定……かも?