第14話 なんだここは?

さきさんが、みんなに紹介してくれると、


【はい、ちょっとみんな聞いて!今日から新しいメンバーの…えーと、はるとくんです】


【はるとです。よろしくお願いします】


パチパチ…比較的静かめに?歓迎されてるのかな?


そこに、一人の女性が、ほんとここ、みんな可愛い!


【はるとくん、よろしくね。るいです】


【るいさん、よろしくお願いします】


 るいって、可愛い名前。もちろん凄く可愛い。

凄いね、この職場ってか、研究所。アイドルか?


るいさんが、


【はるとくんはー、測定器使えるんだって?ここでは貴重だよ。私も教わっちゃおうかなー?】


【そんな、たいして得意って訳ではないですよ、教えるなんてとても、とても…】


【でもさ、これ、難しいよ。すぐ合わなくなるから、とらえるの大変でさ、もうイライラしちゃうよ。扱えるってだけで凄い尊敬する!】


さきさんが、


【るい、ちょっと時間ないんだからさ~、それに、はるとは私のだからね】


るいさん?ど、どうした?雰囲気変わったぞ。


【さき、なんでお前のなんだよ!脚見せびらかして、誘惑してるのかよ。調子に乗るなよ!】


【なんだ、るい!お前早く未来でも行っとけ!】


【さき、テメーふざけるなよ!脚しか取り柄ないだろ。お前なんかさ!】


【取り柄あるだけマシだろ!それとも脚で私に勝てるのか?勝てないよな?このチビ!】


【さき、表出ろ!テメー、ぶっ飛ばす!】


【お〜お〜やってみろ!未来に飛ばしてやる!】


 こ、怖い…なんだここ?この人達、ぶっ飛ばすとか未来とか…訳解んないこと言ってる…怖いよ。


所長が、


【またか…もう忙しくなるからやめろ!、はるとくんもびっくりしてるじゃないか…るいは、とりあえず、時空の狭間のゲートにスタンバイ!】


るいさんは、何か不満そうだけど、


【はい…解りました】


【さきは、はるとくんに測定データ範囲を渡して。値から外れたら私に持ってくるように】


【はい、はると、じゃ教えるからそこに座って】


【はい、よ、よろしくお願い…します】


さきさんが、


【なに?びびってるの?】


【だって、さっきのはさすがに、ビビります】


【るいとはね、いつもああだから、気にしないで】


【はい…データください。早速確認します】


………………………………………………………………………………………………………………………………これ、大丈夫です。


【早っ!もう?凄い、凄いよ、はると!!】


【そんな、でも褒められて嬉しいです】


【じゃあさ、これも出来る?】


【はい…データ範囲に入って…大丈夫です】


【凄い!ありがとう!はると!】


 さきさん、喜んでくれてる。良かった。少しは役に。さきさん、近すぎなのが気になるけど。なんかいい匂いするし…美脚だし…駄目だ!目線ばれる!


【はるとってほんと素直だね~バレバレだよ】


やっぱバレた。駄目だなー。さぁ、怒られるぞー


【はるとなら悪い気はしないけどね。ふふっ】


ど、どういう意味ですか?


【はい、どんどんこなしてちょうだい!】


【解りました。集中します】


………………………夕方………………………………


【おまたせしました!】


みさの声だ。さきさんが対応に、


【みさ、早いね。えっ!これ全部?もう出来たの?】


【はい、全て、検査済です】


【やるねー、凄いじゃん。あと半分じゃん】


みさ、凄いね。俺も負けてられないな。


所長も出てきて、


【いやー、お見事!こんなに。随分無理したね!】


【大丈夫です、ご迷惑おかけしてるのこちらなので、これくらいのことは】


【はるとに合ってく?頑張ってるよ。凄い早いし、それよりも熟知してるから助かる!】


俺も行こうっと。みさに会いたいなー。


さきさんに呼ばれて、


【はると、お疲れ様!】


【みさ、無理してるんだね。ごめんね】


【もう謝るの無し。お互いに出来るだけ頑張ってみようね。はると、昼食べた?】


【少しね、でもお腹空かないから】


さきさんが、ポンッと肩を叩いて、


【はると、帰りに食事でもしてくれば?みさと。順調だから今日あがっていいから】


さきさん、ナイスアシスト!


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