『Con:Fine』再演に寄せて

藤野 悠人

はじめに

 どうも皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは、お疲れ様です。


 シュガーさんこと、藤野悠人です。


 ここは、去る2023年7月22日(土)にSpoonで上演された『Con:Fine』に魅了され限界オタクと化した私が「書きたいことが多すぎてTwitterの140文字では足らん!」と思い作成したページです。


 まず本文に先立ちまして、制作陣の皆様方。本当に素晴らしい作品をありがとうございました。


 また、視聴したリスナー諸氏。会ったこともない、顔も知らないあなた方と、同じ時間、同じ配信で、あの世界に浸って、みんなでコメントして一緒に楽しめたことが、理由もなく私は嬉しかったです。このページをきっかけに私を知った方は、こんな限界オタクがリスナーの中に混じっていたことを覚えて帰っていただければ幸いです。


 また、この感想文をカクヨムに投稿することを許可してくださったKagerou氏、うるう氏両名にも厚く御礼申し上げます。


 さて、このページでは作品の核心部分にもがっつり触れます。早い話がお構いなしにネタバレしていますので、『Con:Fine』未視聴の方は閲覧注意です。


 え? 未視聴だけどここに来たって?


 スカポンタン!!!


 こんな所で油売ってないで、さっさとブラウザバックするのだ!


 SpoonのKagerou氏のところにアーカイブ残ってるから聴いてきてくるのだ!


 そしてこの作品の凄さにバチバチに当てられてくるのだ!


 では、長すぎる前置きはこれくらいにして、さっそく感想に行きましょう。


 よろしくお願い致します。










 ……未視聴の人、まだいない?










 ……ここまで来たということは、視聴済みの方ですね?










 ……本当に、本当に、あなたは『Con:Fine』を視聴済みですね?










 ……。










 ……ふぅ。よし。









 すううううぅぅぅぅぅぅぅ……――(息を吸う音)




 ヤバすぎるだろおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!(絶叫)




 ありがとうございましたありがとうございました本当にすんごいもん魅せていただきました本当にありがとうございましたあああああ!!!!!!!!!(一息)




―――





 はい、未視聴の人を追っ払うためのおふざけはこれくらいにして(お付き合いくださった方、本当にありがとうございます)。


 『Con:Fine』という作品を一言で表すなら、


「Spoonの機能を最大限に生かしたデジタル舞台演劇」


と言ったところでしょうか。


 指揮を執ったKagerou氏の『「脚本」「音楽」「演者」「背景美術」「定期文」の五つの要素を調和させた作品である』の言葉に偽りなし!


 まずは物語があり、舞台となる世界があります。


 その世界で、確かな営みを送る人物を演じる演者。


 その世界と、登場人物たちによるドラマを彩る音楽。


 舞台劇さながらに情景を描き出す背景美術。


 それらに花を添える流麗な定期文。


 『調和project』と銘打たれている通り、これらすべての要素が見事に共鳴し、これまで見たことのなかった新しい表現、そして非常に素晴らしい作品になっていたと感じました。


 また、作品そのものの完成度の高さもることながら、その密度も極めて凄まじいのです。


 胸躍るストーリーと展開。感情を揺さぶる圧巻の演技と音楽。


 耳で聴くこれらの要素に加え、きめ細やかで美しい背景と、示唆的かつ作品をより映像的に魅せる定期文で、視覚的にもリスナーを飽きさせない。


 ジャンルとしては「声劇」に当たるでしょうが、本作がその枠に収まるものではないということは、視聴したリスナー諸氏の共通認識だと思います。


 以降のページでは、前述した作品を構成するそれぞれ五つの要素について、心震えたポイントや、特に好きだと思った部分などを、個人的な解釈を交えて書いていきます。


 読んでくださっている方と解釈違いを起こす場合もあると思います。不快に思われた方、また認識に明らかな誤りがあると感じられた方は、感想ページやTwitterのDMなどで、忌憚きたんなく教えていただきたいです。


 これから書くことは『Con:Fine』という作品の正解ではなく、飽くまでいちファンである私の感想であること強く、強く申し上げておきます。

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