世界−君〜世界という数式から引かれた、君という値を足すために〜
冥沈導
プロローグ
……どこで、俺は間違えていたのか。
先輩方と出逢った時、か……?
魔法薬理学者を、目指した時、か……?
ラボに、入所した時、か……?
お前と……、出逢ってしまった時、か……?
なぁ……、教えてくれよ。
お前なら、わかるだろ? “謎の天才ベビー”と、呼ばれた、お前なら……。
五十七のオヤジにも、わかるように、教えてくれよ……。
なぁ……、“おチビ”。
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