いかれぽんち13号

いかれぽんち13号

終わりの決まっていない始まり

僕の名前はいかれぽんち13号。名前はいかれてるけど実際は全くいかれてない普通のこどおじ(子供部屋おじさん)だ。自分では知らないのだが僕は酒癖が悪いらしい。よく1人で飲み屋に行くのだが4軒ほど出禁になった。

何で出禁になったのかは良く知らないけどそこの店の空気感に馴染めなかったんだろう。思えばどのコミュニティでも馴染めたことはなかったなぁと思う。それは他の人もそうなんだろうけど僕はそれが態度というか言動に出てしまう。で、居ずらくなり離れていくというのを何度も繰り返してきた。

もちろん仕事も続かない。学校も続かなかった。中学生までは楽しかった気がするけど、中学生特有の他に居場所があることを知らないが故だったと思う。

高校に上がる頃には酒にどっぷりハマっていった。学校をサボり親のいいちこや酎ハイ、生協で頼んだワインをがぶ飲みしていた。親が帰ってくる前に酒の匂いを消さなきゃと思い、外に出かけ都営団地の脇道で吐いたりしたこともあった。

そんなこんなであっという間にこどおじになり抜け出せる目処は立っていない。僕自身はそういう運命だったのであろうということを受け入れもう全く焦っていないし、いわゆる無敵の人みたいなことを今後する事はないと言い切れる。だけども親は違う。僕に働いて欲しい、自立して欲しいと思っている。その期待に応えたいと1mmも無いかと言われれば嘘になるが、親が望んでいるような人には今後もならないと思う。ほんとごめん。1人暮らしがしたいけどお金がない仕事も続かない、親を殺してパクられるまで1人暮らしをしようかとか考えてたこともあったけどもうそんなことも考えていない。むしろ今は親に感謝している。産んでくれてありがとうとすら思っている。これは多分薬のおかげだ。色々なことに挑戦し人生経験を積んだ結果親に感謝出来るようになったと言いたいが、実際は薬のおかげだ。医者に処方された向精神薬がたまたま自分に合っていてそれを用法・用量を守って飲んでいると親を殺してまで1人暮らしをするという考えが馬鹿馬鹿しくなってくるのである。

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