生まれ直し体験
カタミミズク
第1話 小学4年生
「では、この漢字はなんと読みますか?」
「有名人」
「君の方が有名人だよ笑笑」
小学4年生。
僕、ハヤトは、担任の先生と生徒からいじめを受けていた。
僕はその頃から陰キャであった。
だからか、いつも教室のすみっこにいた僕を、先生は『不審者』と呼んだ。
毎日の宿題になっていた日記で、私は何度も、やめてくださいと書いた。だけど、現状はなにも変わらなかった。
■■■
中学生になり、僕は新たな環境に慣れずに戸惑っていた。
ある日、僕は同じクラスの男の子を見て、不思議な感情が沸き起こった。
『僕は、この子と友達にならなければいけない』と。
「名前……なんていうの?」
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