妹の友達の妹の友達の妹が妙に絡んでくるけど、正直全然知らない子なので困惑している

 クラスでも目立たない陰キャ高校生の井本野 安仁は、妹の井本野 陽菜子の友人の香見 詩莉の妹の香見 紫蘭の友達の赤ノ谷 白音の妹の赤ノ谷 紗那衣から、登校中に突然声をかけられる。

 見知らぬ中学生に「お兄さん」と呼ばれた安仁は、一緒に登校していた陽菜子と詩莉の助けもあってその場を乗り切るが、紗那衣はそれから安仁の登下校や外出先に現れるようになる。


 安仁は妹や妹の友達の仲介もあって徐々に紗那衣の存在に慣れ、また彼女を通して、妹の友達の妹や妹の友達の妹の友達らとも関わるように。

 そんなある日、彼はひょんなことから、ある真実を知ることになる。


 妹の陽菜子が継父の連れ子で、血の繋がりのない義妹だったこと。

 そして、妹の友達の妹の友達の妹の紗那衣が、実父が再婚して生まれた妹であったこと。

 つまり、血縁を元にすれば紗那衣は妹に、陽菜子は妹の姉の友達の姉の友達に当たるのだ。


 最初からそれを知っていた紗那衣以外の皆が、変化する関係性に戸惑う中。

 彼らは改めて、新しい関係性を構築していく。

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