超絶激レア魔物しかテイムできない〘超絶激レアテイマー〙は、人為的に魔物のレア度を上げるために生態系を破壊します!
VRMMO初心者の〘鍛冶師〙ですが、自作のなまくらに思わせぶりな説明文と、赤錆テクスチャつけて売ってみました。それ、最大強化しても特に何も起きないんですよ……?
VRMMO初心者の〘鍛冶師〙ですが、自作のなまくらに思わせぶりな説明文と、赤錆テクスチャつけて売ってみました。それ、最大強化しても特に何も起きないんですよ……?
ひょんなことから手に入れたVRデバイス本体とソフトで、話題の新作VRMMORPG『Nameless Clans Online』を始めた女子高校生、安庭 郁。
戦闘が苦手な彼女は〘鍛冶師〙のアンとしてゲームを始めるが、かといって、特に手先が器用なわけでもない。
初期所持金に加え、初期配布の〈銅のインゴット〉や回復アイテム、初期装備も全て売った全財産で買った〈鉄のインゴット〉。
それを使って初めて打った〈鉄の剣(なまくら)〉は、最下級品のなまくら武器だった。
一度は詰みを覚悟したアンだが、チュートリアルを進める内に、彼女はある事実に希望を見いだす。
プレイヤーが生産したアイテムは、名前やフレーバーテキストなど、性能に無関係な幾つかの項目を自由に変更できること。
装備の外見変更用のアイテムを使えば、ある程度の見た目を自由に決められること。
外見変更のアイテムは、チュートリアルやクエストなどで、無課金でも少数手に入ること。
即ち、生産職用のデザイン機能が存在することに。
早速アンは最低品質の鉄剣の全面に赤錆のテクスチャを乗せ、名前を〈赤錆びた古い剣〉に変更。
フレーバーテキストを「ボロボロに錆びた古い剣。最大まで強化すると……?」と設定。
生産者名の欄を非表示に設定。
原価の100倍の価格で、プレイヤー用の匿名フリーマーケットシステムに流すことに。
見事に〈赤錆びた古い剣〉は売れ、詐欺行為を取り締まるAIからのお咎めもなし。
味をしめたアンは、
「最高位聖職者から解呪を受けると……?」
「1万人の血を吸わせると……?」
「火龍の吐息で鍛え直すと……?」
といった思わせぶりなフレーバーテキストをつけたなまくらを幾つも生産し、マーケットへと流し始めたが……?
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