神様に〈ダイアウルフ〉をテイムしたいと言ったら、更新世後期のアメリカ大陸に逆行転生させられた件

 神様の不注意で命を落として異世界転生の権利を得た青年、戌出 快。

 とにかく大きな犬が好きな快は、ファンタジー漫画で見た巨大狼〈ダイアウルフ〉が存在する世界に転生させて欲しいと願い、困惑顔の神様によって地上へ送られる。


 快が生まれ変わった先は、原始時代の北アメリカ大陸、現代のミネソタ州辺りにある集落、その族長一家の3男ロボ。

 時代としては、ネイティブ・アメリカンやマヤ文明の祖となる現生人類が南北アメリカ大陸に渡り、定着しつつあった頃。

 そこでロボは神様からの追伸により、〈ダイアウルフ〉がファンタジーの魔物ではなく、地球上の絶滅動物の名前だという事実を知る。


 魔力のない地球では【テイム】などのスキルも使えないため、〈ダイアウルフ〉を飼い慣らすには、比較的人に懐きやすい仔狼を罠で捕獲し、餌を与えて人に馴らす必要があった。

 ロボは現代知識を活かして鉄鉱山を開発、製鉄施設を整え、トラバサミや箱罠といった未来の狩猟罠を開発し、〈ダイアウルフ〉捕獲のために試行錯誤してゆく。


※本作はフィクションであり、実在の人物、地名、団体、時代、先史時代の生物の分布、人類の移住の歴史などとは一切関係ありません。

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