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「ゲームの世界に悪役転生したおっさんが「ゲームの世界に転生した」という設定の主人公を陰で支える」という設定のゲームの世界に転生した件
「ゲームの世界に悪役転生したおっさんが「ゲームの世界に転生した」という設定の主人公を陰で支える」という設定のゲームの世界に転生した件
神様の不注意で命を落として異世界転生した青年、目田 梅太。
転生前の説明によれば、転生先は彼の「最も強く印象に残っているゲーム」を元にした異世界だという。
彼の転生先は、「「有名RPGの世界に主人公として転生した少年が世界を救う」という設定のゲームの世界に序盤の悪役として転生したおっさんが、危なっかしい少年を陰でフォローして原作以上のハッピーエンドを目指す」という設定のゲームだった。
ゲーム中では名前も出てこないまま、「「主人公の生まれた村がラスボスの軍勢に焼かれる際に殺される」という所を悪役転生したおっさんが助けに来るが、一歩及ばず殺される」という役割のモブ村人に転生した梅太は、避難の準備中にふと考えてしまう。
ゲーム内に転生したと思っている主人公がいるゲーム内に転生したと思っているおっさんがいるゲーム内に転生した自分は、果たして本当に実在した人間なのだろうか。
自分もまた、ゲーム内に転生したと思っている主人公がいるゲーム内に転生したと思っているおっさんがいるゲーム内に転生したと思っているゲームキャラなのではないか。
そんな自分を、ゲーム内に転生したと思っている主人公がいるゲーム内に転生したと思っているおっさんがいるゲーム内に転生したと思っているゲームキャラがいるゲームに転生した誰かが嘲っているのでは?
アイデンティティ崩壊の危機に瀕した梅太は、「ゲームキャラとしては絶対に有り得ない行動を取ろう」と考え、広範囲でカラフルな強い光が素早く点滅する光魔法【パカパカ】を開発。
主人公や悪役達の行く先々で光過敏症発作を引き起こす迷惑怪人として、徐々にその名を知られてゆく。
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