【声劇台本】乙女ゲーvs俺！？

【声劇台本 2:0:0】

【役表】

・俺-俺

・将暉-イケメン

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【乙女ゲーvs俺！？】

台本書ク子作

【役表】

・俺-俺

・将暉-イケメン

俺「くっ、いってぇ…ン、俺何してたっけ？確か、車に轢かれて…」

将暉「おい！」

俺「ヒィィィイケメン！？」

将暉「お前、ここで何をしtとぅんく…❤︎」

俺「とぅんく！？」

将暉「くっ、なんでもない。それよりお前、ここで何をしている。こんなところで寝るなんて、無礼にも程があるだろう！」

俺「イィィ！違います違います！…って、ここ、どこですか？」

将暉「お前、知らないのか！フンッ、なら教えてやろう。ここは俺の庭、『かがやき学園』だ」

俺「かがやき、学園…？なんか知ってんな。ハッッッ！！！かがやき学園といえば、あの伝説の乙女ゲー『トゥンク❤︎メモリーズ』に出てくる学校じゃないか！ってことはここは乙女ゲーの世界？俺、転生しちゃった！？」

将暉「にしてもここがどこかなんて聞かれたのは初めてだ、ちょっとお前、ツラを貸せ。」

俺「しかも、これってもしかして…」

将暉「とぅんく…❤︎」

俺「とぅんく！！！やっぱり！！！俺、プレイヤー側になってるー！乙女ゲーの乙女になってどうするんだよ！てかこういうのは普通、女子がプレイするもんじゃないの！？」

将暉「くっ、クソ、なんだ今の。」

俺「俺が知りたいです…」

将暉「というかお前、見ない顔だな。ということは、お前があの転校生とやらか？」

俺「どの転校生とやらですか！？」

将暉「なるほど、それならこの学園を知らん訳だ。無礼を許せ、すまなかった。」

俺「あらフル無視…ン？なんかテキストが出てきた。あ、これ俺のセリフなのね。なになに？『あなたは一体、誰なんですか？』」

将暉「俺か。俺は神宮寺（かみみやでら）将暉（まさき）」

俺「それ神宮寺（じんぐうじ）って読まないのね。」

将暉「お前は？」

俺「え、俺？あ、なんかキーボード出てきたし。この世界マジでどうなってんの…？えーっと一旦打ち込もう。『お・れ』とな。」

将暉「そうか。これからよろしく、『おれ』。」

俺「ん？なんで自分自身に挨拶…あ、今は俺の名前を呼んだのか。そうか、俺が『おれ』って打ったから、じんg…じゃなくて神宮寺（かみみやでら）は俺のことを『おれ』って呼ぶのか。」

将暉「俺はこれから午後のティータイムに行く予定だったんだが、『おれ』はどうする。」

俺「これ絶対名前設定間違ったやつ…これから俺、ずっと『おれ』って呼ばれるんじゃん！」

将暉「もし何もないなら、俺がこの学園を案内してやろうか。嗚呼、金ならいらん。さっきのお詫びだと思ってくれて構わんからな。」

俺「ン？今度は選択肢が出てきた！なになに、『お願いします』と『いいえ、結構です』？どうしよう、案内してもらいたい気持ちはあるけど、この人めんどくさそうだしなぁ…『いいえ、結構です』！！！」

将暉「そうか。ところで、もし何もないなら、俺がこの学園を案内してやろうか。嗚呼、金ならいらん。さっきのお詫びだと思ってくれて構わんからな。」

俺「あれ？俺断ったよね。バグかな？もう一回、『いいえ、結構です』！！！」

将暉「そうか。ところで、もし何もn」

俺「しつこいな！！！何回ループするんだよ！」

将暉「こうしないと物語が始まらないからな」

俺「ウワァいきなり自我が芽生えるな気持ち悪い！！！」

将暉「そうだな、確かに。すまない。ところd」

俺「はいはいはーい！！！お願いしますお願いします！！！断ってすみませんでした！！！」

将暉「フン、お前ならそう言うと思ってた。よし、じゃあ早速案内してやるから着いてこい。」

俺「あ、はい…ッ！？いったたた、そっか俺車に轢かれたあとだった…」

将暉「ん？なんだ立てないのか情けない。仕方ないな、俺が抱き上げてやる。」

俺「なんでそうなる！」

将暉「ほら、ッ、しっかり掴まってろyふわぁお…❤︎」

俺「もうやだこの世界ーーー！！」