2023全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦
お昼食べて、スタンプラリーは予想通り先着順すでにハケていて、さて本日のメイン・イベント、SFのスタートです。
ここでちょっとしたサプライズ。「カーナンバー7、小林可夢偉」のコールが。
え? 可夢偉SFに戻ってたの? 海外(世界耐久選手権)に主戦場を遷してたんじゃなかったの? てかたしかNASCAR(米国レース)に転向するとか言ってなかったっけ?
ワタクシ少々混乱しつつも、今回の推しドライバーに「小林可夢偉」も加えてメインスタンドに着席…する暇はなくご起立ご脱帽。スケジュールはすでに国歌吹奏です。
今回お目当てのアレジがSFクビということで、第二候補の推しドライバーは「No.15 リアム・ローソン」。なんかコンビニみたいで速そうな響きのないお名前ですが、近い将来のフォーミュラ1ステップアップが有望視されている逸材です。今回予選では2番手と少々後れを取りましたが、たぶん決勝ではやってくれるはず。
「勝ち馬に乗る」のは本来私の主義に反するのですが…ここまでの才能であれば、応援する価値もあるというものです。
スタートは大きな乱れもなく、一通り展開が落ち着くのを待って、今回観戦ポイントに決めていた「GRスープラコーナー」へと移動。
…の前にメインスタンドで気が付いた光景が一つ。マナー違反の席取りの類が、すっかりなくなりましたなあ。これは素直にありがたい。運営さんの努力のたまものでしょうか。
GRスープラコーナーへと移動する経路で先ほどのアドバンコーナーも横目に見ることになるのですが…さすがSF、音が迫力満点です。挙動も機敏。「コーナーによってはフォーミュラ1より速い」のウリ文句に誇張はなしと見ました。
ええと、燃料はSFたしかeフューエル(環境対応)になってるんでしたっけ? とりあえず匂いに違和感は感じなかったのですが、私の鼻はなにせバカなもので(苦笑)。
などとつらつら感想を並べつつGRスープラコーナーにつく頃には、リアム・ローソンすでにトップに浮上。この間の経緯はワタクシ場内放送もあんまり聞いていなかったので分かりません(爆)。
27周目付いてみると、なぜかコース上からクルマがいなくなる時間帯が。うーん、タイヤ交換のタイミングに当たったかな?
ここには簡単な順位表示の電光掲示板が設置されています。距離も近くて見やすいので、これはありがたい。見てみると1位から順に15、5、37(33周終了)。予選で失敗したバンテリン・トムス宮田選手(No.37)がポジションを上げているのがひとつ目立ちます。
先頭リアム・ローソンはすでに安泰の空気感。SFはマシンの戦闘力も拮抗していれば、ドライバーの実力も拮抗しています。この先は大幅な順位変動は見込めないかな、という感じです。SFには「オーバーテイクシステム」という、後ろからの追い抜きを活発化させる意図のカラクリが搭載されているのですが、これ実は「使うタイミングはドライバーの自由」という点がミソ。後ろから迫られているドライバー(クルマ)が「自分の順位を守る」ために使うこともできるのです。なので結局コース上での追い抜きシーンには乏しくなってしまいます。
SFマシンはさすがのポテンシャルで、コーナー後半きっちり駆動力を乗せて立ち上がって行きますが、個人的な希望としては、FIA フォーミュラ2のようにわざと「乗りにくい」マシンにして、ドライバーのほんのわずかな実力差、ミスが大きな差となって現れるようにしてもいいんじゃね? と思うところであります。
あとは目につくマシンをパシャパシャ写真に撮っている間に41周のレースがフィニッシュ。電光掲示板ではポジション15、5、37、20、65、6、64、1、7、38。予選では振るわなかった可夢偉選手のポジションアップが光ります。
SFは速いだけあって、あっという間にレースが終わってしまいますねえ。ここから表彰式に間に合うようにメインスタンドに戻るのがちと急ぎ足でした。
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