Lamborghini Super Trofeo Asia Series 2023 Round3 Race2

 さて11時45分には、サポート・レースのランボルギーニ・ワンメイク(以下ランボ)がスタートします。まあこれはスタンプラリーを回収つつのんびり観るつもりで、アドバンコーナー(ヘアピン)方面に移動。

 練習走行でぽつぽつ走っていましたが…音のわりに動きがトロくさいなあ、というのが一見した感想。まあ練習だからそんなに「殺気」を含んだ走りではないのでしょうか。

 …などと眺めていたら、目の前を四輪ドリフトでクリアしていくクルマが一台。流し方が明らかに観客を意識しています。ふーん、サービスしてくれるじゃん。

 しかし個人的には、ランボを朝一発にして、11時45分からSFL第11戦にしてもらいたかったところ。ハコのレースならまだしも、フォーミュラを観る客は「貴族の遊び」じゃなくて「本気の戦い」を望んでいると思うんですけれどねえ。


 などとのんびり考えているうちにランボ決勝スタート。

 オープニング・ラップを観て…本気走りでも音ばっかでトロくさいわ。まあパワーはあるし、車重はあるし、空力はあんまりなさそうだしで、扱いづらそうなマシンではありますな。

 とりあえず誰がゼッケン何番で今何位かと言うことには一切関心を持たずに、目の前の光景だけ見てたのですが…アドバンコーナーにも、順位情報が分かるタワーかなんかが欲しいとは思いました。一応小さな電光掲示板はあるのですが、遠くて見づらい。大げさなスポンサー看板より、そっちの方を充実させてもらいたいものですねえ。

 そんな調子で、音とこれは派手なカラーリングを鑑賞しつつ眺めております。

 …あ、立ち上がり一台フラついた。まだタイヤがキツいとか泣き言垂れるには早いタイミングなんですが。

 そのあともフラつくクルマがぼちおぼち出てきていますなあ。今度は進入と立ち上がりの両方でフラついてる。まあこれは下位のクルマだから「ドライバーがヘタなだけ」かな? 音もね、たぶん素人さんが聞いても、「立ち上がり後輪が滑ってビビッてアクセルを戻してる」のが分かると思います。

 ランボの挙動は、後ろにエンジンが置いてあるクルマらしいオーバーステア。それも「後輪が外に流れる」オーバーステアなので結局曲がれません。これが「前輪が内側に刺さる」オーバーステアなら、少なくともレーサーの皆さんは歓迎なのでしょうが。

 …あ、さっきから動きのあやしかったクルマ、このラップみごとにスピンかましました。こういうところがアマチュア・レースを観る楽しみ。このクルマ、おそらくこれでタイヤにダメージ抱えてペースを上げられず。ズルズルと順位を落としていきます。

 しかしアドバンコーナーそんなに難しいですかねえ。アプローチはせいぜい4速だからTGR(第1コーナー)みたいなハードブレーキングの必要はないはず。手前の高速右コーナーの慣性ヨーが残ってるならに回るはず…。ここで左に回る理由がよう分からん。立ち上がりもオープン気味のレイアウトで余裕あるはずなんですが。

 ほんわかとレースを「眺めている」うちに、ふと上を見上げてみたらだいぶ雲行きが怪しくなってきました。SFか、SFLは雨がからんでくるかな?

 スタート後約45分経過。「貴族の遊び」としてはちと長いレース時間(周回数)ですな。この間タイヤ交換もなし。終盤はみんなタイヤがツラそう。コーナーのAPEX(クリッピング・ポイント)に付けずにラインをふくらませてしまうミスも多発しております。…あ、フラついたクルマにふさがれる形で一台行き場所を失った。うーん、アマチュア・レース観戦の醍醐味。

 手元の時計(notストップウォッチ)でざっくり測った限りでは1週1分42~43秒くらいのペース・GR86がたしか2分5秒だったかな? 改造度は低そうな感じです。ロールゲージ入れて、ウイング付けて、エンジン・軽量化は手つかずで、スリックタイヤはいて、その分だけサスペンション固めて、それくらいですかね?

 というわけで特に後半はグダグダ感を漂わせつつランボ・フィニッシュ。当方このレースで誰が何位だったかと言うことには全く関心なーし。さあお昼にしますか。

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