優しい彼氏は、モラ男くん。
しらたま
第1話
出会い
知り合ったきっかけは、SNS。
音楽の好みが似ていたことで話が盛り上がり、メッセージのやりとりをしていた。
ひなみ(私)は現役の教員、りょうは元教員。
共通点があったとこもあり、二人はすぐに意気投合した。
何度かやりとりをした後、直接会って話したいねという流れになり、日程を調節して会うことに。
会う日が決まり、お互いに楽しみにしていたのだが、予定していた日に台風が接近していた。
警報が出ていたので、リスケが必要かな…と思っていたが、
「せっかく予定を合わせたのだから会いたい」
というりょうの一言で、予定通り会うことにした。
(警報出てるのに会うんだ…
危なくないか、とか気にならないのかな…)
という若干の不安はあったものの、お互いに車で移動していたため、近場なら大丈夫かと思い会うことにした。
でも、警報が出ている中なので、レストランや居酒屋は営業時間の短縮で、すでに閉店しているところが多かった。
やっと見つけたカフェに入り、改めて自己紹介をしたり、お互いに自分のことを話したりして距離を縮めた。
…といっても、そのカフェも時間短縮していたので、話したのは1時間も満たないくらい。
台風も落ち着いてきた様子があったので、すぐに解散せずに車の中で話の続きをした。
何を話していたのか今では思い出せないけれど、あっという間に時間が過ぎてしまうくらい楽しい時間だった。
次会う日を決めてから解散。
早く会いたい!
もっと話したい!
と思った出会いだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます