第2話マスカ
ここが反対側…でもここから見ているマスカ達からするとここが表、さっきまで私か達がいた青いドアの場所は裏になる。
どうだ?まず明るいだろう、この店の立ち位置はピカイチだ。
店の名前?まだ私が言って無かったか!店の名前は
「世界中古童話堂」
見えない⁇ ここのメインストリートの真ん中に位置していたはずだけど…えっ、、小さな穴だけが残ってるじゃないか⁈
まるで漫画映画のネズミの家の入口のようだ!
その時、丁度道を通っていたマスカ2人が小さな穴の前に止まって喋り出した。2人のうち白髪の中年女性マスカは赤い髪の若い男性マスカに話をかけた。
「うわさ聞きました?」早口で喋りだす彼女は小さな黒い目玉が光ってた。
若い外見と違って落ち着いた声の男は
「もちろん、それで偶然きて偶然あなたに会えてこの偶然な感じが笑顔を飛ばしてるんです。」
と誰が聞いてもマスカらしい答えをしてる。
「本当だったんですね?偉大だけど人間派マスカ偉大なマーリンのだった1人の孫娘マリンが自分で紡ぎ車の錘を使ったという噂が!」
女が興奮し突然羽織ってたタータンチェックのケープから手をだしたら何故か手があることでびっくりした男は大きくなった声で話を続けた。
「間違いない!店の主人が眠ってしまったのでドアが閉まってしまい…」彼は壁に近づき、腰を曲げて今は小さな穴でしかない所に向けて口を当て叫んだ。
「ネズミ穴〜!みずほらしいぞー!」
女はへそがぬけるほどケラケラ笑った、その爆音は穴を通りくるくると奥へ奥へ響き渡った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます