嫌いだよママ
怠け蟻
DEAR馬鹿野郎
ぶつけられることのない怒り。
母が子から奪うな利用するな。お前は努力なんてしてこなかっただろう。楽な方へ楽な方へと流れに流れて地獄みたいな場所に行き着いただけだろう。自分のしたことが跳ね返って突き刺さっているだけだろう。血にまみれた汚いそれを擦り付けるな。努力するものの邪魔をするな、馬鹿野郎。
今日、言わなかった言葉。
母はカワイソウを武器にしてるだけ、そうじゃないか?俺が母を傷つけようとすれば必ず泣いて見せる。心の暴力。
生き物を殺すと何か感じるでしょう?
―そんな気がする。
それが心の痛み。それが“カワイソウ”。それは悪いことなんだよ。人間を殺すともっとカワイソウなんだよ。だから、ママのことも殺さないでね。
―わかった。
嫌いだよママ 怠け蟻 @tetsuie
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。嫌いだよママの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます