バビロンの奴隷転生-現代日本で経済無双-

メグルハ

バビロンの奴隷生活

私の家は代々奴隷だった。

うちの家、メイソン家は奴隷として暮らしていた。


エリカという女だ。


主人に奴隷として買われて、

我々は主人の所有物だった。


現代東京のサラリーマンは、

レンタルだけど、

バビロンの私たちは物扱いだった。


私たちには人格は認められない。

家族を持つことは許された。

家族を持つ方が安上がりだったからだ。


一人暮しに10のお金がいるとすれば、

二人暮らしには20必要だと思うだろう。


しかし、実際には、20も要らないのだ。

家賃は3割オフで二人部屋は済むし、

食料も3割オフの支給で済むからだ。

結婚は生活が安いからする。

また、新しい奴隷も産むために。

主人にとっては強制的に結婚させることは、

そのための手段だった。


より頑丈な奴隷が作られていった。

弱い奴隷は死んでいった。

身体が頑丈な男女が、

また、新しい男女を産む。


段々と肉体が頑丈な男女が生み出されていくことになった。


毎日、日が昇る前から日が沈む後まで働かされる。

夏は熱く、冬は寒い。

服は夏服と冬服は支給されるが、

今思えばキツかったのだと思う。

当時は考える余裕もなかった。


太陽と月がいくつも2交代勤務をしていった。

太陽が出ている時は働かされて、

月が出ている時は休めたので、

私は月が好きだった。

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