パパの仕事は魔王です

連休は命がけ 1

「「キャンプ♪キャンプ♪キャンプ♪」」

子どもたちが楽しそうにはしゃいでいる。

たぶん心咲はキャンプが何かもわかってないけど。

もうすぐゴールデンウィーク！

今日は家族でショッピングモールにキャンプ用のグッズを買いに来ている。

と言っても、グランピングなので、

テントも張らないし、

ベッドもシャワーもあるから、

実は必要な物はほとんどない。

虫除けぐらいかな？

ゴールデンウィークの旅行計画

2泊3日のグランピング

移動はレンタカー。

1日目の昼過ぎに到着予定だ。

晩ごはんは全て用意してくれる。

2日目のランチだけ、キャンプっぽく飯ごう炊飯にカレーの予定。

もちろん道具や食材は貸し出しを利用する。

だから手ぶらでオーケー。

3日目は伊織の希望でアウトレットに寄ってから帰る予定だ。

大型連休なので、渋滞を見越して、移動日は時間に余裕を持たせている。

旅行って準備している時が一番楽しい気がする。

何度か旅行には行ったが、キャンプは初めてだ。

キャンプ場には子ども向けのアスレチックや小川で釣り、森林散策などで楽しめるようになっている。

しかも、きれいなコテージでの寝泊まりなので、自然は味わえるが、快適さも失っていない。

「ねぇねぇ、これなに？」

「寝袋だよ。これに入って寝たりするんだよ。」

「ねぶくろで寝たい！」

「これはベッドやお布団が無い時に使う物だからね。今回は使わないよ。」

「ねぇねぇ、これなに？」

「これはクーラーボックス。中にお茶とかを入れておくと、ぬるくなりにくいんだよ。」

「じゃあ、心咲の水筒入れる！」

「水筒はもとからぬるくなりにくいから、入れなくていいんだよ。」

キャンプ用品は子どもたちには目新しくて、興味津々だ。

あれ何？これ何？と質問攻めが続いた。

結局、ショッピングモールは見て回っただけで、キャンプ用に買ったのはレジャーシートぐらいだった。

しかし、伊織も琴音も心咲も楽しみにしてくれているな～。

なんとしても成功させたい！

誰にも邪魔はさせないぞ！

もし、子どもたちがこれでキャンプに興味を持ったら、もう少し本格的なキャンプに行こうかな。

その時は色々とグッズを揃えよう。

キャンプグッズは男心をくすぐる物ばかりだ。

やっぱりキャンプ慣れしている男って格好いいよな～。