暗殺者との異世界生活
剣崎 雷太
異世界転生…のちに死亡?
いきなりで悪いが、異世界転生と言う言葉を知っているだろうか?勿論俺は知っているのだが
「まさか俺が転生するとはな」
何が起きたかわからない俺はあたりを見渡すが
「一面緑の草原だな」
人どころか動物もいないのだからどうしよもないな
「えっと…あと」
俺はある現実逃避をしている、皆も思い出してほしいここは「人も動物もいないと」つまり
「あれ?ドラゴン?」
そう俺の後ろには口からよだれを垂らしたドラゴンがいる、つまり
「‥‥逃げるか」
俺は速攻で走り出した、ドラゴンも食材が当然動いたのが気に入らないのか?直ぐに俺を食おうと俺を追いかけてきた
「おおおおおおおおおおお」
「ぐわあああああああ助けえええええ」
「ははははは!なんか幻聴聞こえる」
だってドラゴンから助けてなんて絶対幻聴だろ
「私ドラゴンだけどドラゴンじゃないんです」
「うそつけえええええ!よだれ出してたじゃん」
走りながら何を言ってるんだ?俺は兎に角今は走って逃げないと
「だから、止まってください!霳火炎」
「は、」
ありのまま起こった事を直ぐに話そう、なんか草原が消えた
「ようやく止まりましたか」
「いや止めたろ!攻撃で」
「ただの火ですよ」
「お前たちの火は俺たちの爆弾だよ」
そういうとドラゴンは体を直ぐに光らせて体を縮ませる、そこには
「いいから話を聞いて下さい」
「だれだよ!」
そこに現れたのは茶髪の長いポニーテールにワンピース(白)を着ている女性であった
「私はミトラ、この世界で暗殺を生業にしている者です」
うん、これはヤバイ
「で、遺言は書かせてくれるの?」
「貴方は別に標的ではありませよ、じゃなくて貴方転生者ですよね?」
「ホワイ?」
「ああ、とりあえず説明しますね」
こいつ…ミトラ曰くこの世界は俺がいた地球によく似ているが実際に異世界であり、この世界の文化は元居た世界の100年前と言われているが
「この世界の人は二つの種類に分かれています、元々いた人類と異世界人です。そして異世界人には総じてある特徴があります」
「特徴?」
「はい、名前が無くなるんです」
「名前が!」
更に聞くと異世界に来たと同時に自身の名前の意味がなくなるなり、その名前を捨てるというらしい
「名前が無いという事は記憶喪失か?」
「いえ、正確には意味がなくなりますこの世界には自分が持つ名前に特殊な意味を持つんです、そのおかげでこの世界に元々いる人間は特殊な能力が使えます」
「なるほど、よくあるチート能力ではないと」
「はい、どの能力にも弱点はあります‥俗にうチート能力にも弱点は存在するんです」
「なるほど…で?なんで助けてほしいの?」
「はい、死んで頬しくて」
直ぐに走って逃走を開始する俺だが
「SET ロープ」
「は?」
どこからか出たロープで体が縛られる、自由がなくなり命乞いをしようとしたら
「落ち着いてください、何も本当に死んでもらうわけではありません」
「どういうことだ」
「えっとですね、今のあなたには名前がないんです。そのため新たに名前を与えて元々の名前を捨ててもらうんですその為元の貴方には死ぬようになりますが、ここで新たに名前を得ることによって生まれ変わるんです。」
つまり、死ぬ=生命の終わりではなく、死ぬ=名前を変える、という事か
「でもなんでそれが助けて?」
彼女は表情を暗くして少しずつ話した
「実は元々世界の王が名前を与えることになっていたのですが、能力を得た転生者によって多くの事件がありました、だからこうして暗殺者の私たちが代わりに名前を与えて観察するんです」
「で?」
「そうしないと私達も存在が危ういんです、つまり貴方に名前を与えて監視の役割をしないと名前を失うんです」
えっと…名前を与えないとこいつも俺も死ぬという事!
「そんなの!だめに決まってんだろ!早く名前をよこせ!早く」
「いいんですか!」
「当たり前だろ!俺は死にたくないぞ、あと名前をもらわないとお前も死ぬとかいやすぎるは!」
「わかりました…では始めます、と言ってもただキスをするだけですけど」
「は?」
「では、貴方の名前は鏡花、鏡の花と書いて鏡花です」
で、俺は困惑するがこいつはキスをしてくる…人生初めてのキスは人生最後のキスでした…これでいいのか?
「はい!これであなたは今から鏡花です。能力については後程わかります」
「まぁいいが」
「それでは行きますよ」
「どこに?」
「この世界の神…王の所に」
そうして俺の旅が始まりました…いやどゆこと
暗殺者との異世界生活 剣崎 雷太 @135426
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