第19話 稽古終わり
「ロイ・クラリスの勝ち。」
「何でだ。もう、戻る。」
セオが倒れていたからだを起こして、王宮の中に向かった。
「おい、s」
俺は、クリス様の話を遮るのはどうかと思ったが、セオに話しかけた。
「セオさま、絶対にレイナと、妹と話してください。」
「勝負だからな。絶対に守る。」
まあ、レイナに惚れているし、ちょうどいい口実ができたってとこかな。
「まあ、いっか。じゃあ、そろそろ解散しようか。明後日からは、稽古を担当する人が騎士団から何人かくるよ。楽しみにしておいてね。それでは、解散。」
クリス様が言い、みんながいっせいに動いた。
「じゃあ、俺も帰るね。また明後日だな、クリス、リテル。」
「ああ。」
「じゃあね。」
俺は二人に声をかけて、馬車に乗る。
にしても、今日は疲れたな。
攻略対象にも三人あったし、たくさん動いた。
これが明日からも続くのか。
この世界の日にち感覚は、日本と同じだ。
この稽古は、週三で、今日─月─、水、金だ。
そして、明日はついに会う。
あの攻略対象と。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます