平屋の篠山ラボ
無言でドアを少々持ち上げ左に押し開けると、素直に開ける事が出来た。
中に入るとつん!と湿気臭い木の香りがしたが、2人は全く気にせず廊下を進んで行った。時 々床が不陸で緩く脚を踏み抜きそうで恐々コソ泥の様な歩容になってしかし呼吸は整と行われていた。
薄暗い廊下を突き当たって右の片引き戸が篠山のラボだった。
「これは・・・、な、かなか・・・、キツ・・イね。・・・うん!」んんん~!
脚
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