第13話ホワイトブラッド愛のしらたま
大原にも篠山自身にも・・・。
「私が行きつけだった喫茶店のマスターも亡くなりましてねぇ・・・。]
私が校長をしていた時の高校の卒業生だったんですよ。」
テーブル上に両肘を置き、指を組み下顎を乗せる。これは篠山静夫が物思いに耽る時のポーズだった。
が、やがて力なく両肘のベクトルは大原に向かっていた。
ハラハラしながら大原はコーヒーカップの淵に篠山の組んだ両手が当たり中のコーヒーが零れてしまうのではないかと、心配していたが篠山はその動きを止め解き上を向いて両腕を膝の上に置きはたと、大原の顔面に向き直り、、
「「白血球はウィルスを攻撃出来る性質があます。」篠山が言い放った。
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