第2話中学生のケンカ
僕の同級生のしゅんは、中学生からの友達。かれこれ、30年になる。毎日、LINEの送り合いをして、変なスタンプや小学生並の下品な文章をやり取りしている。今から6年前、しゅんの奥さんから、
「いつもお世話になります。うちの主人と毎日、面白いLINEで私も楽しいです」
と、言われて、
「しゅん、アンタ、あのLINE嫁さんに読ませるの?」
「うん」
と、恥ずかしさを覚えた。
嫁さんが近くにいる時、しゅんとLINEしていて、自分のお尻を息子に写真を撮らせて送った時は、反応に大笑いして、嫁さんが僕のスマホをチェックした。
「このお尻誰の?」
「ボク」
「バカじゃないの?40過ぎて何歳だと思ってんの?」
「以後、気を付けます」
と、叱られたが未だにやり取りしている。
さて、しゅんとも中学時代ケンカしたことがあった。
黒板横の、1週間の予定表に、
月、しゅん死亡
火、しゅんの仮通夜
水、しゅんの本通夜
木、しゅんの告別式
金、しゅんの葬式
土、しゅんの火葬
日、しゅんの初七日
と、書いたら、黒板に、
「羽弦!死ね」
と、書かれたが無視した。
だが、隣の教室へ行き、しゅんを殴った!
しゅんは半泣きで、昼休み時間に、
「号外!羽弦死亡!」
と、書かれたチラシを撒かれた!
僕は報復に、
「しゅんの母ちゃん、大仏似」
と、作成した号外にしゅんは怒り狂ったが、いつの間にか仲良くなる。
友達……いや、親友はコンな事では縁は切れないのである。
懐かしき、中学生の思い出。
次回は、しゅんと知り合った、学習塾。人読んで、「出っ歯先生塾」の話しを書こう。
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