初配信
配信開始!!
紅葉「機材よし!!装備よし!!うん、準備OK!!」
ダンジョン内にて、配信の準備をする私。
え?機材はどうやって準備したのかって?
....................そこは秘密ってやつですな。
紅葉「さてと..........始めますか!!」
そう呟いた後、私は配信を始めた。
紅葉「初めまして!!今日からDチューバーを始めた、大江山紅葉です!!どうぞよろしくお願いします!!」
空中に浮かぶ、撮影用のドローンに向けて、挨拶をする私。
:お?新人か?
:よろ〜
.......まぁ、始めたてだから、こんな感じだよね。
紅葉「さて、今回は.............ここに潜ろうと思いま〜す」
そう言った後、ダンジョンの入り口を見せる私。
そのダンジョンの入り口は、公園でたまにある、中に入れるタイプでドーム型の遊具だった。
視聴者の人達はどんな反応をするのかな〜?
そう思っていたら、
:ん?
:は?
何というか.......呆然とした反応になっていた。
紅葉「あ、あの〜......どうかしたの?」
:特 殊 ダ ン ジ ョ ン か よ
:マジか!?
紅葉「特殊ダンジョン?」
何それ?
:【悲報】紅葉氏、特殊ダンジョンという概念を知らない模様
:普通、特殊ダンジョンを知らないDチューバーは居ないと思うけどな.......
:特殊ダンジョンと聞いて!!
:シュバッ\( ̄^ ̄)/
紅葉「.......そんなにヤバいの?」
:ヤバいも何も......そもそも、特殊ダンジョンは他のダンジョンと違って、普通の建物が摩訶不思議現象によってダンジョン化したもの、つまり..............ダンジョンはダンジョンでも、突然変異で生まれたダンジョンなんだよ
モミジ「突然変異!?」
嘘でしょ!?
ここってそんなにヤバいところだったの!?
:そうそう、しかもそこにいるモンスターは桁違いに強いんだよな〜
:別名が
:特殊ダンジョンを放置したら、後々
それは、モンスター達がダンジョンから溢れ、街一つを飲み込むほどの恐ろしい災害で、主に、特殊ダンジョンを起点として発生する場合が多いのだとか。
紅葉「うん、大体分かった。とりあえず.......
:おぃぃぃぃ!?
:話聞いてた?
:ボリスメェェェェェン!!
:何言ってんだこいつ
紅葉「大丈夫!!私、こう見えても戦い慣れてる方だから!!」
そう言った後、カメラに向け、愛用武器である薙刀を見せる私。
:薙刀ぁ!?
:何とまぁ古風な武器を.......
:アレが薙刀................
:ねぇ!?本当に大丈夫なの!?
:ちょっと!!特殊ダンジョンは薙刀一本で攻略できるタイプの場所じゃないからね!!
:初っ端からトンデモ展開だな
紅葉「てなわけで、レッツゴー!!」
:うわぁぁぁぁ!?
:戻れ!!戻れ!!
:おいおいおい!?ガチで入りに行ってるぞ!?
:誰か!!近くにいるのなら、紅葉ちゃんを止めてやれぇぇぇぇぇ!!
こうして、私は視聴者の悲鳴を尻目に、特殊ダンジョンに入っていくのだった。
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