27話目

どうしてこうなった。


俺は夕飯を食べいつも通りみんなと一緒にお風呂に入ろうとしたのだがみんな入らないというので1人で入っているとみんながお風呂に入ってきた。


あれ?みんな入んないんじゃなかったのか?



「へへへ…♡」


「翔〜♡」


「…また変な感じになってきちゃった♡」


「翔君♡」


「もう無理…♡」


「ああああぁぁぁぁぁ♡」


「ふふふ…♡」



ヤバい、この感じは…またアレが来るのか…。


みんなが俺に抱きついてきた、そして俺の色んなところを食べてきた、まずい…このままじゃさすがに死ぬ…。


どうしようかと思っていると急に葵を除いたみんなが俺から離れ出した。



「あれ?みんなどうしたの?」


「ううぅ…恥ずかしいよぅ」



みんなが顔を赤くしている、さっきまでは猛獣のように俺に向かってきていたのにすごい変わりようだな。


葵はいつもと変わらず俺の上に乗っていながら俺の背中に手を回している。


みんなを洗わなきゃな。



「よし、みんな、洗おうか。」


「…うん」


「「「「「「遠慮しときます」」」」」」


「そうか、じゃあ葵だけ洗おっか。」


「…よし」



そして葵を洗い、湯船に浸かるとみんなが謝ってきた、何故だろうか、あれはあれとしてかなり良かったんだけどな。



「大丈夫だよ、あれはあれとして良かったからね」


「良かった〜」


「もう!葵姉はいつまで翔にくっついてるの!」


「…ずっと」


「それなら私もくっついちゃいますよぉ!」


「ううぅ…さっきのことがあってから抱きつくのはさすがに無理だよ…。」


「先輩!私もくっついていいですか!?」


「ああ、いいよ」


「あの、私もいいかしら」


「もちろんいいよ」



そして俺は朝陽以外にまた抱きつかれた。

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