第2話 伊藤詩織であり、植草一秀であり、川田龍平

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ここから私が巻き込まれていった共同謀議の話をしていきます。つまり週刊金曜日様に私が伝えたい真相であり、反体制派であられる週刊金曜日様にとっては「とくダネ」、それもあまりに巨大な「権力」犯罪となるでしょう。


私は初めにこのような表現を取ります。私は伊藤詩織さんであり、植草一秀先生であり、川田龍平氏であると。私は性犯罪を(男性ではありますが)被害者として経験し、私を性的に貶めた女性から性犯罪の揉み消しのため逆に性犯罪者としての冤罪の容疑をかけられ、そもそもは人体実験の形での薬害の犠牲者である。このように主張します。


病気が治りしばらくは非常に気持ちが軽やかで幸福な時間でした。その翌月のクリスマスに私は昔お世話になったサルサダンスの先生に病気の治癒の報告と長年の感謝を報告しました。そのメールをサルサレッスンで知り合った、お互いに恋愛感情があったにもかかわらず、私のほうが薬の副作用のため、告白をしてあげられなかった女性にも送りました。翌日には今まで誰にも言えなかった(主治医にも!)薬の副作用を記した文章を送りました。


薬の副作用とは「無オルガズム」という性的な機能の喪失の障害です。ですが私はこのような話を女性にどう伝えたらいいのかわかりませんでした。まず私の幼い頃からの生い立ちを語った文章を小説の体裁をとって語りました。週間金曜日様へのこの文章もいささか文学的だと思います。ですが私はこのような表現を最も得意としています。この点をご理解ください。


この性的な秘密を含んだ文章がのちに(と言っても数日後)、大変な出来事に発展するのですが、私は性的なニュアンスがあると確認してもらい、三度念を押してから相手に送りました。女性は真相を理解し、私に対して八年越しに恋愛感情を持つことになります。何か小説じみていますが本当の話です。


その女性の周りのサルサダンスの友人たちは、私と女性を結びつけようと恋のキューピッド役を買って出たのです。おそらく善意と友情と興味本位で始めた私へのサプライズがとんでもない性犯罪となってしまいます。


それはこういうことです。友人たちサルサのイベントで、サルサの代わりに乱交パーティーを開催しようとしたのです。この性的な集団行為は日本では条例違反となっています。もちろん人を誘うだけでもとんでもない話です。問題はその誘い方です。なんと友人たちは私のスマホにウイルスを送り、街中で待ち伏せをして、あえて気づかれるように、今度サルサパーティーがライブハウスであるからおいでよ、と露骨に犬笛を送ってきました。


最終的には、女性とLINEでやり取りした後に、ウイルスでスマホのマイクを発動させて、私に八年越しの告白をせまりました。私は思いを告げ、フェイスブックでカップル成立となります。問題はこの後、私が朝帰りしてからです。


私はLINEで、友人の一人の薬剤師(徳武さおり)を叱りました。人の性的な秘密を広め、このようなウイルスによるストーカーをするとは何事かと。これで連絡は一方的に途絶え権力犯罪の幕開けとなります。


私は先に、自分が伊藤伊織さんであると書きました。それは私の性的に秘密がばらされ、体が目当てで非合法な乱交パーティーに誘われたからです。その経緯はGPSストーカーでした。未遂でしたが、笑い事ではすみません!これがもし私が女性の立場だったらどれほど恐ろしいかご理解ください!


問題はどこで友人たちが非合法のウイルスを手に入れたかという点です。それは数年来の私の友人で、以前は権力の中枢に関わっていた人間であり、私が巻き込まれた共同謀議を仕切っている人間です。彼は赤松という名前で、ライブドア事件でフジテレビの株の水増しを担当した、政治工作専門の言ってみれば”陰謀請負人”です。


なぜ赤松氏が、このような乱交の企画を手伝ったかというと、私に日赤側に一筆書かせるためです。赤松氏は警察との共謀で初めから乱交を摘発するつもりだったのでしょう。乱交に参加するのは「自己責任」であるので、司法取引で、私も自業自得で、全て丸く(?)収められるはずでした。ですが結局この初めの失敗が発端となり、奸計とその失敗が山積みになり収集がつかなくなってしまいます。


ここからいよいよ「共謀罪」の共謀、つまり共同謀議が本格化し、警察と県知事という公権力まで登場してくることになります。ですから明白な「権力」犯罪であり、このような情報の提供相手として週間金曜日様が相応しいと思った次第です。

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