転移もどきって実質転移じゃね?

 大変です。かなり最初の方にウェスタのステータスを公開しましたが、それが超超初期の設定のままになっていました。現在のものと比べるとなんと20分の1程度しかありません。気づくのが遅くなって大変申し訳ございません、コメントしてくれた方、大変ありがとうございました。修正したものが下のものとなります。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

種族:炎竜王

名前:ウェスタ

レベル:4871

ステータス:攻撃力 1918012

      守備力 2565421

      魔力  2768654

      知力  2134212

      精神力 1820934

      速度  2009875

スキル:『剣術』『爪術』『竜魔法』『異世界魔法』『火竜召喚』『状態異常耐性(極大)』『真竜化』

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 後ついでに答えておきますが魔物に職業はないのでウェスタに職業欄が何のはミスではありません。


 比較用で神宮司さんのステータスを置いておきますね。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

名前:神宮司 裕翔

レベル:648

職業:勇者(V)

ステータス:攻撃力 119848

      守備力 98730

      魔力  109872

      知力  115032

      精神力 109834

      速度  123607

スキル:『聖剣術』『光魔法』『聖魔法』『異世界魔法』『限界突破』

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 もし詳しい設定等が見たければ、作者の近況報告の方にいろいろ貼っておきますのでそちらをご覧ください。本編の進行とはあまり関係がないので興味がなければ閲覧せずとも問題ありません。強さを図るものさし程度にはなりえますが。


 追記


 昨日は投稿できず申し訳ありませんでした! 9月23日土曜の午後3時頃、投稿できなかった分の補填投稿を行います。


◆◆◆


 翌日。今日はコラボ配信の日である。フロントで鈴音と合流し、チェックアウトして盛岡ダンジョンに向かう。


 盛岡のダンジョンはBクラスの中でも結構上位に当たるダンジョンで、階層も多い。今日の目標はそこでBクラス以上の魔物を相手に配信をすることだ。


「盛岡ダンジョンってさ、階層記録魔法陣ないんだよね。だから行きは絶対降りなきゃいけない。けど、面倒だから今回はそんなの無視しまーす!」


「ん……?」


 盛岡ダンジョンに着くなり鈴音がテンション高めにそういった。階層記録魔法陣とは簡単にいえばセーブシステムの事だな。それがないということは目的の階層が深いところにある場合毎回そこまで1から潜らなければいけないということだ。そのため、盛岡ダンジョンは少し不人気だったりする。


 しかし無視するとはいったいどういうことだろうか? そもそもこれに関しては鈴音の日本語力に問題を感じるが。降りる事を無視するって本当になんなんだよ。


「鈴音、お主使えるんじゃな?」


「そのステータスであの魔法を扱えるのは珍しいですね」


 ウェスタとレイナは鈴音の発言でなにかピンと来るところがあったらしい。俺は何もわからないけどな。


「じゃあ行くよ! 『氷柱の箱アイシクル・ボックス』『転換チェンジ』」


 俺達4人の周りを氷の壁が覆う。そして、一瞬の浮遊感を感じたのち、その氷の壁は解けていく。この浮遊感は……魔法陣に乗って帰還するときと同じ?


 そして氷が解けた後に見えたその景色は迷宮型のダンジョンそのものだった。


「もしかして、転移?」


「大正解だよそうちゃん! ここは31層です!」


「31!?」


 最速で降りるても3時間以上かかる階層だ。最終層まで残り9層の場所で、Bクラス中位程度の魔物が出てくる場所である。


 3時間で20層まで降りてから配信を始める予定だったから配信開始の予告時間まであと3時間も猶予ができてしまった。転移すげぇ。


「普通の転移魔法ではないんじゃな?」


「おそらく拘束魔法の応用ですね」


 二人によれば本物の転移魔法とは違うものらしい。拘束魔法の応用……どういうことだろうか? 俺魔法使えないから理論とか説明されてもわかんないけどね。


「あはは、ばれちゃったか。そう、私の拘束魔法の中身を入れ替えられる特性を利用したものです! 転移じゃありません! そうちゃん、騙された?」


 騙されたも何も実質転移してるんだからなにも違わなくないか?


「主殿、実質転移してるんだから同じだろとか思っちゃいかんぞ」


「ぎょえ」


 図星すぎて変な声出たわ。


「転移魔法は距離の制限がなく、他の魔法によって阻止される可能性も極めて低いものになるのじゃ。拘束魔法の特性を利用したものとなると、他の干渉によって阻止される可能性もある上、距離の制限もある。れっきとした別種の魔法じゃよ」


 ウェスタが俺に魔法について解説してくれたが……。申し訳ありません。よくわかりませんでした。


「まぁ制限の多い簡単な魔法ってこと。ウェスタちゃんがくれた杖のおかげで距離も伸びて使いたくなったから使っちゃった。ところでそうちゃん、もしかして魔法苦手?」


「ま、まぁ魔法に触れたことは一度もないな」


「苦手以前の問題!?」


 なんて失礼なやつだ。


「まぁそれでも俺には二人がいてくれるからAクラスまで登ってこれたけどな」


「あれ、Bじゃなかったっけ?」


「あ、コラボきまってから上げてきた」


「なるほど? じゃあAクラスのダンジョンでもよかったかなぁ……」


 鈴音がボソッといった言葉を俺は聞き逃さなかった。鈴音ってそんな強い敵に挑みたい的な人だったっけ? あ、配信映え目的か。


 そういえばついでに収益化も通してきたので今日の配信からスーパーチャットを受け取ることが可能だぞ。これでメシ代をなんとか……。


 さて、コラボ配信まで後3時間。せっかくだからネット上の反応とかでも確認しながら待つとしようか。今まであんまり確認とかしてなかったしな。


 ウェスタとレイナの強固な結界がすでに張られているから魔物が近づいてくる心配もないし。皆で何か食べながらゆっくり確認していくとしようか。

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