スマホファイター狐&狸!!

Li'l Hatter

スマホファイター狐&狸!!

時は未来。地上に住む人類の過半数は肉体を捨て、意識をアバターにアップロードさせ、メタバース上の世界へ移住する……話はさておき、ネオ青森県のとある神社で『狐娘』と『狸娘』がいました。ふたりは、良きライバルどうしです!。


「たぬっち! 今日こそ決着をつけてやるぜ!」

「ふっ、いいでしょう……受けて立ちますわ!」


そう言って2匹はポケットから『スマホ』を取り出し、戦闘態勢をとり始めます。まずは狐娘が先手を取りました。


「くらえ! !『3回見ると死ぬ画像!!』📱」


しかし、狸娘は『緑のた◯きそば』に化けてガードしました。


「ふぅー、危ないところでしたわ……」

「へへっ! カップそばに化けるとは、中々やるな!」


次に狸娘の攻撃ターンです。


「これでもくらいなさい!!『蓮コラ画像!!』📱」


しかし、狐娘も負けじと、『赤いき○ねうどん』化けました。


「あー! 私のマネしましたわね!」

「カップうどんだからノーカンだぜ!!」


次に狐娘の攻撃ターンです。


「じゃあこれならどうだ? 『おっさんみたいな鳴き声で叫ぶマーモットの動画!!』📱」

「うわあああああっー!! きゃわいぃぃーーっ!!」


狸娘はダメージを負いました。


「くそぅ……こうなったら最終奥義をお見舞いしてやりますわ!」

「望むところだぜ!」


狐娘と狸娘の最終奥義を炸裂させました。


「うおおおーーっ!!『缶コーヒーの怖いCM動画!!』(閲覧注意)」

「なんのおぉーー!!『ジングルベル逆再生動画!!』(閲覧注意)」

「「びゃあ"あ"あ"っ!こわいぃいぃいぃいっ!!」」


お互いに9999のダメージを与えました。


「「ぐふっ……」」


そして2匹とも気絶してしまい、気がつくと夕方になっていました。


「ん? もうこんな時間か?」

「あら本当ですわね……」

「そうだ! 今から夕飯食べに行こうぜ!」「あら、いいですわね!」


こうして2人の戦いは引き分けに終わり、仲良く夕食を食べにロボット回転寿司へ向かいましたとさ。


おしまい。

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