離れ離れ

私の近況ノートに目を通して下さっている方はご存知かと思いますが、先日の地方祭(秋祭り)に今年は世話係として関わっていた為、八月の終わりからバタバタしておりました。


毎週土曜日には、夕飯後に係が集まり準備をしていたわけですが、もちろんその度にオカメさんはお留守番です。

家族がいるので、オカメさんだけ家に置いていかれるわけではありませんが、いつもなら就寝前、一日の最後の飼い主とのスキンシップ時間であるはずのその時間。

それなのに、私がケージを開けずに出ていってしまい、就寝時間になっても帰ってこないので、オカメさんは寂しそうだったようです。


ごめんね、オカメさん。

週に一度とはいえ、離れ離れで一日を終えて、私も寂しい…。



そして迎えた地方祭。

私の住む地域では、5、6日の二日間、夜子供達が提灯を持って町内を練り歩く提灯行列が行なわれ、7日に早朝から神輿が出ます。

私はそれに全て参加せねばなりません。

つまりオカメさんは、二日間は飼い主に夜置いていかれ、その次の日は起床時間より早く飼い主がいないという三日間を過ごしました。


幸いというべきか、7日はかなりな雨で、祭りの予定が短縮されたので、私は午後早めに帰宅することが出来ましたが、玄関を開けた時のオカメさんが必死に私を呼ぶ鳴き声は胸に刺さりました。


その後はべったりで、いくら家族が一緒にいても、やっぱり飼い主は特別なのだなぁと嬉しい反面、寂しくさせて申し訳なかったなぁと思いました。



人間と一緒に暮らしている以上、どうしても人間の都合に合わせて動物に我慢させてしまう時がありますね。

埋め合わせのようにべったり過ごしますが、彼等はそれをどう感じているのかなぁと、ちょっぴり凹んだ数日です。

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