うちのオカメさん、ここ最近、換羽（かんう）(羽根の生え変わり)でたくさん羽根が抜けております。

なんだか今回の換羽はゆっくり進行している気がします。

今年の夏はとにかく激アツ猛暑で、家の中で暮らすオカメさんは、ほとんど空調のある場所で過ごしました。

天候不順で春の抱卵もずれ込んだりして、体感もおかしな感じなのかもしれません。

動物達にとっても、近年の異常気象は大きく影響を受ける変化なのでしょうね。

さて。

換羽は羽根の生え変わりですから、抜けたところから新しい羽根が生えます。

新しい羽根は、羽鞘（うしょう）と呼ばれる薄い殻で覆われた状態で、トゲのように生えてきます。

それをほぐすと、ピカピカの新しい羽根となるわけです(詳しくは『ほぐす』の回をご覧下さい)。

次々と生えてくる羽鞘のおかげで、この時期のオカメさんの身体は、至る所にツンツクとトゲがある状態。

触ると固いものが指先に当たるので、すぐ分かります。

しかし、尾羽根や風切羽根のような長い羽根は、伸びる途中で羽鞘が先からほぐされていくため、羽根が徐々に伸びていく様子が観察できるのです。

これが、かわいい！

え、どこが？…と、思われました？

オカメインコの尾羽根は長く、ちょっぴり小柄なオカメさんでも、一番長いもので16cm弱あります。

この長い尾羽根が抜けると、数日後には、根本のお尻の辺りから、チラリと新しい尾羽根の先っちょが覗くのです。

ね！？　どうです！？

かわいいでしょうっ！？

いつもなら、中央の一番長い羽根を中心に美しくシュッと並ぶ尾羽根たちが、この時期ばかりは、長さまちまちの決まりきらない尾羽根に。

しかもそれらが、毎日少しずつ伸びていく……。

わあ！

オカメさん、昨日よりちょっぴり伸びたねぇ。

おおっ！

縞々の模様が見えてきたよ！

……なんて、毎日観察してウキウキしてしまうおバカ飼い主なのであります。

※　近況ノートに、伸びかけの尾羽根の写真を載せました！

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