嫌われ飼い主
うちのオカメさんは手乗りインコ。
足下に指を出せば、サッと乗ってくれます。
もっと幼い頃は、私以外の家族が指を出しても、気分次第ではすんなり乗ってくれていましたが、大人になった今では素直には乗ってくれません。
しかし現金なもので、おもちゃや青菜を持っていればいそいそと乗ってくれます。
ところが家族の中には、絶対乗ってくれない人が一人だけいるのです。
その人だけは、例えオカメさんの好物の粟穂を持っていても、威嚇して絶対に乗ってくれません。
私が頭を掻いてあげると、頭を下げて気持ちよさそうにするオカメさん。
しかし、その人がこっそりと指を伸ばしてくると、死角なしの視界(前話参照)ですぐに気付き、ガブッとひと噛み!
甘噛みではありますが、割と強めです。
「え〜、なんで私だけ嫌がるの〜っ!」
その人はいつも不満気ですが、オカメさんは絶対にその人にだけは、気を許さないのです。
なぜかって?
それは、我が家の弾丸ハムスターの飼い主だから。(詳しくは『強盗』の回をご覧下さい)
時々、オカメさんが寛いでいるところに、ハムスターを連れてやって来ます。
「オカメさ〜ん、お友達だよ〜♪」
オカメさんが嫌がって逃げているのに、無理やり近付けるハムスターの飼い主。
ビョーーッッ!!
堪らず飛んで逃げるオカメさん。
冷蔵庫の上か私の肩に止まり、ハムスターと飼い主が部屋からいなくなるまで、ずっと緊張して細くなっているのでした…。
今日もオカメさんに指を出して、威嚇されるハムスターの飼い主さん。
「なんで私だけ〜!?」
……そりゃあ、アナタ。
まあ、そうでしょうよ。
※ 近況ノートにハムスターに怯えるオカメさんの写真を貼っております。
負けるな!頑張れ!…無理か(笑)。↓
https://kakuyomu.jp/users/karamitu/news/16818023213038453045
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