糞切り網
鳥のケージ(カゴ)を見たことがありますか?
大きさや形は様々ですが、ワイヤーで周りと上部を囲ってあり、開閉部から餌入れや水入れを出し入れ出来るようになっています。
鳥が身近にいない人でも、その形状はなんとなく想像できるのではないでしようか。
でも底の部分は、あまり知られていないかもしれません。
ケージの底には、糞切り網と呼ばれる、取り外しが出来る網が付いています。
その名の通り、糞を切る為のもの。
インコが止まり木に止まって糞を落とすと、網の下に糞が落ちるようになっています。
昔から当たり前に使われてきた網ですが、これもまた、最近では使わない方が良いと言われ始めました。
理由は、鳥が足を踏み外したり、羽根を挟み込んで怪我をすることがあるから。
欧米では、糞切り網を使うのは動物虐待だと言われているとか、いないとか。
……個人的には、虐待は言い過ぎだと思いますがね。
なぜなら、糞切り網を外すのはデメリットもあるからです。
網がないと、下に降りたインコの身体が糞で汚れたり、落ちて固まった糞を食べる場合もあって、衛生的ではありません。
とにかく毎日こまめに掃除すればいい、という方もいるでしょう。
でも、一日中糞を落とすインコの世話を、それ程付きっきりにする自信は私にはありません。(キッパリ)
うちのオカメさんのケージには、糞切り網が設置してあります。
先の理由の他に、重要な役割があるからです。
網の下には、糞を受ける為に古新聞やチラシを敷いていますが、網がないとオカメさんは、紙を噛んで千切って紙くずにしてしまいます。
この紙くず、なんと巣材として認識してしまい、巣を作る=卵を産む、となり、発情モードに入りやすい子はとても危険なのです!
オカメさんはご存知の通り、発情モードに入りやすい子でして…。
うちの糞切り網は、言わば発情防止アイテムのひとつ!
……なのです。
どんな物でも、結局うちの子に合うか合わないかの判断は、飼い主に委ねられているのですよね。
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