三角地帯

うちのオカメさん、放鳥中に止まることが多いのは冷蔵庫の上です。

台所に私が立つのは、冷蔵庫の向かって左側。

シンクの前か、まな板を置く辺りに立ち、オカメさんは肩に止まります。

その二点を結んだ、丁度真ん中の後ろ側に、高さ120センチの棚があり、その上でオカメさんはよく青菜を食べたり、爪楊枝で遊んだりしています。


そして、その三点を結んで出来る三角地帯は、危険地帯なのです!




インコ達は、トイレの場所を覚えません。

大型インコはトレーニングで覚える場合もあるようですが、それも“排泄する場所”と覚える訳ではなく、“排泄すれば飼い主が喜ぶ場所”として覚えるようです。


鳥は飛ぶ動物なので、出来る限り身体を軽く保つ必要があります。

その為、抱卵中を除いて、排泄物は体内に溜め込むことなく、すぐに出されます。

つまり、排泄したくなれば、どこででもすぐに出すということ。

それが鳥の身体の造りなのです。

インコがトイレの場所を覚えられないと言われるのは、それが理由だと思われます。




さあ、ここで冒頭の話に戻しましょう。


オカメさんが放鳥中によくいる場所は、三角地帯。

そして、オカメさんも勿論、排泄したくなれば、いつでもう○ちを落下させます。


……そう、三角地帯には、しょっちゅう危険物う○ちが落ちているのです!!



この三角地帯を通る時は、常に気を付けておかないと危険物う○ちを踏んでしまいます。

さらに、踏んでも気付かないと、オカメさんのう○ちを床に広げてしまうという、恐ろしい事態にも!


見つけたらすぐに拭くようにしていますが、一日中気にしているわけではないので、どうしても見落としてしまうのです。

夏の間は裸足で生活する家族もいて、それで糞付ける…じゃなくて踏んづけると、何とも情けない気持ちになるそうで…。



……こう書くと、潔癖な方には引かれてしまいそうですが…。

ははは。


今日も家族は足下に気をつけながら、三角地帯を通ります。

いやあ、うちの家族はおおらかで良かったねぇ、オカメさん!……なんちゃって。




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