俺だけが知ってる
「待ってるね」
それだけ言って、修羅場を抜けた恋人。きっとまた、あの場所で泣いているのだろう。
少し時間を空けて向かう。
「ごめん。やっぱお前じゃないとダメなんだ」
テンプレみたいな台詞を投げて謝る俺の耳に、唇を寄せ『約束通り、その悪いコ切ろうね』と囁く。
もう二度と裏切れない。
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診断メーカーにて
『思い出の場所』をお題に
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