第21話 新宿〜横須賀大捜査網
8月のある日、東京湾沖で海上保安庁の巡視船が消息を絶ちます。海上保安官の脇坂とドックは旧知の仲だ。ドック刑事率いる特別捜査チームは、船の謎を解くために動き出します。
海上保安官、蒲生が最後に立ち寄った風俗店には、事件の鍵を握る重要な情報が隠されています。トシさんの奇抜なアイディアとブルース刑事のアクションを駆使し、チームは風俗店の秘密を解き明かします。風俗店のオーナーである、スイカ割りという変わったニックネームの人物からは、意外な料理のヒントも得られます。
さらに、事件の大元にはクリーニング屋の財津市郎という人物が関与していることが判明します。彼はヤクザとのつながりも持ち、迂回献金という不正な資金流用を行っていました。マイコン刑事はテクノロジーを駆使して彼の陰謀を解明し、チームは最終的に財津のもとに迫ります。
しかし、長さんとテクノ刑事の活躍によって明らかになる事件の真相、それは船に隠された驚愕の陰謀でした。船内で繰り広げられる緊迫した戦いの中、ドック刑事とチームは財津の野望を阻止するため奮闘します。
8月4日 - ナゴヤ球場で開催された中日ドラゴンズ-横浜大洋ホエールズ戦が試合時間5時間21分の最長試合となる。
驚異的な狙撃の腕を買われ、組織の殺し屋として生きてきた寡黙な殺し屋、財津大輔は引退を決意していた。しかし、最後の仕事を終えた直後に敵対する組織の急襲を受け兄、市郎を殺されたため、やむなく犯罪組織から次の仕事を請け負う。標的は秘密情報を漏らした組織の裏切者で、兄を殺した人物と思われる男、坂東。さっそく助手のパンチを伴い、新宿から横須賀へ。イズミという女から少し手掛りをつかみ、こいつこそはと思って殺した男も坂東ではなく、イズミも殺される。陰謀を切り抜けようやく坂東の消息をたどり追い詰めるが、その正体は意外な人物だった。
8月8日 - エフエム富士(FM FUJI)が開局。
「蒲生、アンタが坂東だったとはな……」
大輔は拍子抜けしていた。行方不明になったとかれていた海上保安官、蒲生が観音埼灯台に姿を現したのだ。
「兄やイズミの仇だ!」
大輔はホルスターから銃を抜いた。
が、蒲生はパンチを仲間に引き入れていた。
パンチがドスを抜いて、大輔の背後から襲いかかる。そのとき、銃声が響いた。張り込んでいたマミーによってパンチは撃たれた。軽い傷で済んだ。
喜多刑事とDJ刑事により、蒲生は逮捕された。
8月15日 - 昭和天皇、日本武道館での戦没者追悼式に臨席。昭和天皇にとり政府公式行事への最後の出席となった。
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