第2話

言葉を重ねて文にして

文を束ねて詩にして

詩を紡いで心を包む箱となる

可愛いだとか大好きだとか

そんな言葉じゃ伝えきれない

君に届ける愛の詩



叶わぬ恋だとわかっていながら

君以外が見えてなかった

掛からぬ語彙だとわかっていたなら

言い違いだ!で癒えてさながら

間違えてなんかないかのように

書き溜めてあった会話を行使

君に想いを伝えるために用意した詩

君の前に立つと頭の中空っぽになって

口から出てくる大好きだとか薄い言葉だと

百でも千でも足りるわけがない

どんなに言葉を紡いでも

伝えきれないこの気持ち

それでもあなたに伝えたい

言の葉を紡いで詩にして

心を包む箱として

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心を包む箱 咲樹 @saki-kikousyu

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