第18話 退出

但し、ダンスの上級者が二人や三人がそこへ行く資格を有した者達が踊れる暗黙の了解があった。

 そこで踊る女の背中は、男の背中よりもフェロモンと麗人のオーラが放出されていて、幾人かの優男がツーショットのダンスを申し込んでいたが、全部断られていた。

 両手を上げて3回転したあと派手に両手でバツを作りペコリと頭を下げる。

 そんな可愛い断り方をされたら、憤りなんて残らないのだろうな。

 断られた男は、みんなニコニコ顔でイイヨ!と言う風に手を振りホールから退出していた。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る