第6話 「新しい季節」

 課外授業を受けたり、ましろとゲームなどをして過ごしているうちにあっという間に、4月になり、2年生に進級していた。


(はっっっっっっっやっ)


 秒である。体感1週間とかそこらだったのではないか。それはさておき。

 新たに2年生になったので、新しくレポートが始まる。レポート地獄の始まりである。


 そんな涼太は、ましろといつものSNSで話していた。


青「もう4月ってまじ?」

ましろ「ね。早すぎるよ……」

青「レポートやだぁぁぁ」

ましろ「笑笑。私もやだー」

ましろ「そういえば、春休み?というか空いている時間って何して過ごしてたの?」

青「ぼくは、基本的に課外授業かな。プログラミングの授業とかAdobeのツールの使い方の授業とかを見てた感じ」

ましろ「へえ〜いいね!面白そう!」

青「ましろは?」

ましろ「私は、中学校の復習のやつをメインにしてた」

青「ぼく全然やってないや……」

ましろ「ファイト!」


 そんな感じで2人とも各々おのおの充実した空白期間春休みもどきを過ごしていたのだった。


 そして涼太は、4月中にスクーリングがあるため、ましろがいつなのか気になり聞く。


青「そういえばましろってスクーリングいつ?」

ましろ「私?前期は4月25日からだよ〜」

青「まじ!?おんなじじゃん!」

ましろ「え、ほんと!?やったね!」

青「ね。スクーリングだるかったけど、楽しみになった」

ましろ「私もかも」


(ましろと会うのか。どんな感じの人なんだろ……)


 涼太は、普段接しているましろがどんな人なのか気になる。


 2年生になり、新たな風が吹こうとしていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る