天獣にゃむ【恋乃町いやしヶ丘の守護天使】

(報告使:天獣にゃむ)

今これを読んでる君、そう、君とあの子の話だ、これは

君は本当に運がいいね。

あんな可愛い子に愛されて。

ぼくだったら、それだけで昇天しちゃうよ。

まぁ、昇天といっても、もうすでに天使なんだけどさ。


わたしの名前は天獣にゃむだよ。よろしくね。

一人称が、わたしとかぼくとかコロコロ変わるけど、気にしないでくれたまえ。

人間だって一人で、俺とか僕とか僕ちんとかワイとか使い分ける時があるだろ。


君は知ってるかい? 

きおくというものの真実を。


きおく


  キオク


 記憶


うん、別に意味はないよ。

なんとなくいろんなきおくを書いてみたくなっただけ。

なんとなくこうやってことばを散らかしてみると

ちょっとかっこよく見えるだろう?

あはは、おふざけおふざけ。


きみはきのう何を食べたか覚えてる?

10年前の4月1日、何を食べたか覚えてる?


きっと覚えていないだろうね。

では、覚えていないことは存在しなかったのだろうか?


いいや、それは存在している。


いいかい、「存在していた」じゃないんだ。


きおくというのは永遠に今、存在しているものなんだ。

過去の記憶も未来の記憶も

すべてが今、存在し続けているものなんだ。

ただ君がそれを思い出すための鍵を失くしてしまうだけなんだ。


ねえ、

君は覚えてるかい?

あんな可愛らしい天女と過ごした日々のことを。

それはね、これからのことかもしれないし、

宇宙ができてまもない時のことだったかもしれない。


でもね、君が今、それを記憶していないからって

それは存在しなかったわけじゃないんだ。


ぼくの言ってることはわかるかな?


きみは本当に運がいい。

ぼくがあんな可愛らしい子に愛されたら

もうそれだけで昇天しちゃうよ、確実に。

(まぁ、ぼくは天使なんだけど)


それじゃあ、今日はこのへんで。


また会いに来てくれよな。

たぶん、天獣にゃむの【作者近況】の方に君の記憶を綴ることにするからさ。

時系列とかたぶん、ばらばら。

別にいいだろ?

ぼくのとっておきの宝箱には

いろんなたからものがばらばらに放り込んであるからさ。


そのうち、きみもあの子と過ごした日々を思い出すかもしれないし。


あ、ひとつ言っておくけど、ぼくは、とびきりさみしがりやだからさ

(自分で言うなってことを抑えられずに言っちゃうところがぼくが筋金入りのさみしんぼであることを如実に証明してるだろ笑)


ぼくが書いた文章にはなんであれ

ちゃんと足跡を残していってくれるとうれしいな。

そうじゃないと、ぼくはきっと別の町に飛び立ってしまうだろう。

ははは、めんどうくさい天使だろ。

だから"天獣"だっていうのさ。

(あ、ケダモノっていっても、ぼくの見た目は鼻血ブーの美少女だ笑

【作者近況】にポートレートもあるから是非覗いて拝みたもーれwww)

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