225 進化の系譜 その197
7層は大きな水たまり……ではなくて、海だった。ちゃんと潮風が吹いてるし、その匂いには潮っぽさがあったし……
トーコ「波がざぶざぶ……めっちゃ遠くにでっかいイカ?……クラーケンかも!」
魔物も海向けのが湧いてるらしい……(苦笑)
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──人外レベル4 その22──
ザンザカザン!……と下り坂を降りて行くトーコ一行。砂浜まで降りて来たはいいけど船が無いので……
「
と唱える。尚、対象は自分自身と仲間……の体表全般だ。尚、
〈〈〈こ、これは……〉〉〉
「ま、いいから海に入ってみて?」
ざっざっ……と海に侵入すると、立っている周囲のみ波が消えて地面みたいに真っ平になる。
〈〈〈おお! これはっ!?〉〉〉
全員が海へ走り込むが、結構な面積が真っ平な水面と化す……うん、成功だね!
〈これならば、海とやらへ出るのに乗り物などは要らないでゴザルな!〉
(うん、そうだね)
〈地面と同様に動ける……これなら勝てる!〉
(……誰に?)
〈元々地面だったのではなくて……ですか?〉
マリィがそういうので、マリィ限定でLSFを解除してあげると……
どぼぉっ!
〈きゃあっ!?〉
……と、いきなり水没した。まぁ、まだ腰くらいの水深なので慌てなきゃ問題無いけど(ゴーレムなので溺れたりはしないし?(笑))
〈マスター、何するんですかっ!〉
「いやぁ……元々地面だったっていうから。さっき掛けた魔法を解除しただけだよ?」
と、疑いを解く為にやった。後悔はしてない!……みたいな空気を纏わせていい返すと、
〈うぐっ……も、申し訳ありません、でした……〉
と素直? に謝罪したので再びかけ直してあげた。衣服は元々彼女のオプションみたいなもので、布素材ではなく……ゴーレムの表面素材が布みたいになってるだけなので着替えることはできない。まぁ、すぐ乾くんだけどね!
……ってことで、徒歩で海を移動し……時折り襲ってくる海産物(※魔物です)を撃退しながら遠くに見える小島を目指してるんだけど……
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ルートも何も無いのでイベントが全く発生しません(砂浜を少し探索すれば幾つかヒントが出てくる筈が、スルーしてしまった為(苦笑))
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