04 進化の系譜 その4
水とその系統の水分しか受け付け無くなった主人公。そして更に時間が経過……彼はどうなったのでしょうか?
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──1箇月後……──
「暑……」
相も変わらず世間は太陽の猛威を受けてぢりぢりと炒め……否、加熱されていた。彼の家は既に水道代しか支払っておらず……
※家は持ち家で土地は借地だが既に更新料は支払った後なので20年近くはそのままでも大丈夫らしい
電気とガスはとうの昔……といっても1箇月前だが。支払いを停止済みだ……
「……
ビキキ……
空気中の水蒸気が言葉に応じて冷え固まり……半ば霧として漂い、壁には霜が降りていた。そんな彼はというと……
「んー……何なんだろうな。この能力と……」
鏡の前に見えるその姿は……パッと見にはショタといわれそうな容貌と化していた。そして……
「肌色とか目の色とか……」
肌色は……白っぽい色合い。似ている物といえば……シリコンだろうか?
「いや、シリコンはもっと灰色ぽいか……?」
だが、シリコン製のとある道具は白っぽかった気がする……まぁそれはいい。
「目は……人間には見えんよなぁ……」
一応、白目部分はまだ白い。が、瞳の色が……
「んー……銀色?」
ちなみに元々は日本人オブ日本人の色合い……黒髪黒目で黄色人種だ。髪の毛まで白髪……というよりは銀髪みたいな色合いと化している。
「うーん……何故か風邪っぽい症状も無くなったし……水だけで生きてけるとか……人間辞めちゃったか?……俺」
そんな独り言を呟くが……誰が聞いてるでもなし。彼の家族はとっくの昔にコロ●に殲滅されているのである……
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人間、独りになると多くなりますよね……独り言。そして彼は彼女と現してもいい……平たく評すれば、
「白い幼女」
……となっていました(笑)えないって!
※薄々、自らの耳朶を叩く声が少々高く可愛らしくなってるし、背丈が低くなって家のあらゆる物が大きく見えるし、唯一ある鏡から見えるだろー姿が角度的に見えなくなってるし……(椅子持って来て乗って見ればいいじゃん!)←
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