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7/12 7月5日
なぜ見舞いに行く、これでは縁を切った意味が無いじゃないか。
僕が気を抜いて手紙を机の上に置いたまま就寝してしまったのが、間違いだった。いきなりずかずかと部屋に入ってきた義母に、手紙を読まれてしまった。丑三つ時に叩き起された僕が言われた一言が、冒頭の言葉だ。
人の皮を被った悪魔と一緒に過ごしていたら、いつか僕も人としての温かみをなくしてしまうのではないだろうか。
それだけは避けなくては。残りの猶予を、しっかり人として生きたい。
...最低でも、今年中は...
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