140文字小説07「指輪」

指輪が欲しかった。なので町外れの小さな荒れた社に「指輪を下さい」と願った。すると次の日、指輪を拾った。その次の日も指輪を拾った。そうして拾った指輪が10個になったので専門家に鑑定してもらうことにした。「これ、全部オモチャ。一文の価値もない」


まったくそそっかしい神様もいたもんだ。


※この話はうさぴょん名義でtwitterに発表したものと同じものです。また同じ話をnoteにも投稿しています



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