第1話 どんな話を作り上げるか

たぶん小説を作ろうと考えるうえで、これが一番ネックになると思います。


私が少し小説を書いてみた結果として大事なのは1から10までの・・・

つまり1・2・3・4・5・6・7・8・9・10の全てを、書き始める前の段階で考える必要は無いということです。

正直に言えば1と10だけを最初に考えればいいと思います。


というのも小説は無限の可能性を持っています。

読者を無限に広がる世界に引きずり込むだけでなく、製作する作者をも無限に広がる空想へと引きずり込んでくれる可能性があるのです。


勿論本来であれば全ての物語に原因と結果をしっかりと作り上げたほうが文章としては綺麗になると思います。

ただしその場合、途中で作品の詳細を変更するのはとても困難になる物と思った方がいいでしょう。


簡単に言えば先の工程であれば5の段階でやっぱり作風を変更したいとなると、10のあたりを変えざるを得なくなったり、

逆に辻褄が合わなくなり2の工程を変更しなくてはいけない形になったりします。


そのため1と基本的な10のところだけを設定し、その時々で考えていく方が物語を形成しやすくなるのです。


結論として言えば、1~10までの全工程を考えてから作品を作る場合は、かなり細部まで練り込んだうえでの製作が必要になります。

従ってそのようなやり方は初心者向けとはなりにくいのです。



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