拝読させていただきました。
とても胸に残る作品でした。
うまく言葉にできないのですが、理想と現実と、自分の感情に折り合いがつかないような、そんな瞬間が自分にもあるなと感じました。

ただそんな瞬間すら長くても次の日には忘れて、いつも通りに過ごす自分がいます。
沙々良さんは優しく、色々なものが見えているからこそ、私以上に深く悩むことができるのかなと思いました。
そういう繊細な心の情景を、筆者様がとても上手に描いてくださり、胸に染み入るようでした。個人的には

　わたしが今こうしてカフェラテを飲んでいる時、どこかで誰かは水を探している。

この一文がハッときました。
素敵な作品をありがとうございました。

ふとした、ちょっとしたきっかけで普段は流せていたことも立ち止まって考え詰めてしまうことが
誰しもあると感じさせられました。
それは必要だけども苦しくて、でも大切なことなんだろうなぁ…と…
彼女もツバメのように、暖かいところへ翼をひろげてほしいです。

主人公の感性が痛々しいけれど、暖かい心の持ち主で……報われて欲しい。


優しい心を持ったせいで、自分が苦しくなるこの世界は、とても寂しいですね。

すごく共感してしまいました😢

貴方の表現力と文才がそうさせたのでしょう……。

とても共感できる内容でした。
「かわいそう」と思うだけでなかなか行動には移せない、
それでも何も思わないよりマシだと自分に言い訳してしまったり。
改めて、考えさせられます。素晴らしい作品をありがとうございました。

同じことをよく考える。
私は今ここでこんなことをしてていいのか？
とか思ったりする。
でも、目を背けたい自分もいたりしてね。
善意ってなんだろう。
正義って何だろう。
結局、自分を守ることしか出来ない我ら。
力が欲しい、と、悪の大権化みたいな思想を持ったりするんだよね。

久しぶりにこの世界で生きていることを考えました。
共感や、幸せについても。
自分で自分を許してあげないと、生きてくことすらままならない気がします。

ひどく切迫した、充実した重い読後感。
でも、大切にしたい、大事なこと。

素晴らしい作品をありがとうございました。

かわいそうね、という一言で世界中の悲劇が他人事のように扱われます。
悲劇、ひとつひとつに気をとめていては生きられない。
日常には常に残酷さがひそんでいるのでした

あまくにさん、すごい。

おなじようなことを、小さい頃から、ずっと考えていました。ことばにしてくれてありがとう、という思いです。
すごく好きな作品です。ささらはこのさき、どう生きていくんだろうなあ。

胸のうんと奥に疼くもの。忘れていたもの。見ないふりをしていたもの。それが一度に迫ってくるかのようでした。

読後、暫く入力できませんでした。作品として、文章として脱帽したのは勿論なのですが、あまくにさんの人生観や死生観というか、優しさに胸を打たれました。
冒頭のニュースや朝食の会話の場面で指摘するように、私たちは心で悲しみ悼んだり、おもんばかる時間や習慣を奪われた世界に生きているのかもしれません。葬儀か法事の帰りか、喪服のままファミレスで談笑している家族を見ると、そんなことを考えてしまうのです。
何事も真剣に捉えているつもりでも、どこか薄い膜の上だけで受け止めてしまっているようで、それは日頃よく思うのです。
題名がズシリと心にのしかかる、考えさせられる作品でした。

とてもとてもよかったです。

とても、ありそうな日常。
ひとつひとつはささいなことかもしれない。
でも、その積み重ねには意味があるような気がして。深い意味が。
深淵を覗き込むと、吸い込まれて戻って来られないような気がする。

深くて重い小説ですね。
本当に悲しくてやりきれないことが多くて、そうしてボクも元来HSPで精神を病んでしまって長い人物ですが、看護師さんとかいろいろな人との出会いで、徐々に現実と向き合えそうになってきている？というような境涯におります。
非常にまとまっているし、いい小説だなあと思いましたが、胸が痛くなる、辛い話ばかりで、「よだかの星」の中の、よだかが飛びながら泣いている場面とか連想しました。
自分は悲しさと向き合えないので、明るいようなことばかり書いていますが、こういう虚無的で暗鬱な世界とは、むしろより深い部分でつながりや親近感を覚えます…なんだか混乱したけど正攻法の文学的な感興？をありがとうございました😊