第55話 落ち着きや おかん
ある日のおかんと親父何故か珍しく和やかに喋ってた....
「おい、今日珍しく家に◯◯君から電話あってな」
「嘘やん!めちゃ珍しいやん〜ほんでなんて、元気してるん?東京でうまいことしてるんやろ」
「それがな、お前大丈夫なん?って言われたわ〜」
「えっなんでなん」
親父が言うには◯◯の駅で妻が夫を刺したと言うニュースを見たと、先輩の◯◯君から電話あったよう……
「へぇ、それがどないしたん?」
「お前の嫁、とうとうやったんか……!って言われたわ」
「何やそれ、今日の事かいな」
いやおかん、とうとうやる奴やと思われてるんかい
「まぁくん、ちょっと検索して。今日のニュース」
調べた結果、刺した妻はおかんと同性同名やった
「絶対お前の嫁やおもたわ〜」
「って電話あってん」
親父がおもろそうに言うてるけど、おかんは珍しく冷静や
「あんたら、私のことなんやと思てる
ねん」
でも、それはこっちのセリフや!
そんな風に皆んなに思われてるんかいなおかん
元ヤン、落ち着いてやそろそろ……
「なんや、まぁくんアンタもか」
「な、何がや」
俺はとにかく逃げる事にした
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます