俺のおかん

「俺のおかんに話あるねん」

「なんや2人揃って！金なら無いで！帰ってや」

なんでやねん！

帰るゆうても俺の家ここやし……

俺の話って金しかないんか、おかん……！

「できてん」

意を決しておかんに報告する俺。

「おできでもデキたんか？なんや早よ言い」

「ちゃうって！そやから、できてん」

隣のよしこが頷いてにっこり笑ったのんで流石におかんも分かったみたいで、よしこに聞く。

「えっ、よしこちゃんほんまか？」

うなずく俺の彼女、驚くおかん

「できちゃったあるあるか。おめでとう」

できちゃったあるある？

ま、ええか……

結婚するとおかんに伝えはしたけどまだ先の事やと、話は何も進んでなかったもんな、そら驚くよな

「よしこちゃん親御さんには言うたんか」

「実はまだなんです」

「まだや、おかんに先に言わなすねるやろ」

「あほか、まぁ、ええわ。親御さんと顔見せやな」

「せやけど、おかん普通の人になってや、いらん事言わんといてな」

おかんの下品なトークと、派手な容姿……

それが一番心配やねん

恐怖でたまらん……頼むでマジ

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