第52話 おかん、知らんかったん?
俺のおかん
おかんありがとう、今日は鍋
たまにおかんは料理する
冬は鍋がめっぽう多い
特に気にせず食べてたら、見た事ないキノコが入ってるもんやから、
おかんに聞いてみた
「おかん、このキノコ何?」
「あぁそれ、しめじの親分や」
ほんまか?
しめじっぽくは見えんけど、
まず、しめじに親分おったか?
気になって検索してみたけど、
しめじの親分なんてそんなんあれへん
「おかん、調べたけどそんなキノコないで、大丈夫なんこれ」
「あ"〜、確か、シイタケの子分や」
うそつけ
なんやこのキノコ、しめじの親分でシイタケの子分って……
まずその上下関係の基準は何なん?
「検索した。やっぱそんなん無い」
「うるさいなァ、スーパーで売ってるキノコや。はよ食べ」
(拾たんちゃうやろな……)
やっぱり俺は検索した
"スーパーのきのこ"
スーパーマ◯オの赤いキノコが出てきた……
もはやそれはキノコちゃうやん、食べたら俺でかなるやつやん
結局、調べた結果
ひらたけ、やった……
「おかんかこれ、平茸ゆうねんで」
「へー」
これでうちの鍋は平和になった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます